

矯正ローンを使って歯並びを治療するなら学生のうちがチャンス
春から大学生、一気に世界が広がり人前に出るシーンも増えました。そこで気になり始めたのが歯並び。少しの八重歯くらいならチャームポイントになりますが、重度の出っ歯やすきっ歯はコンプレックスにもなりかねません。こんな事なら、子供のころに歯科矯正しておけば良かったぁと後悔している人も少なくないでしょう。
実際、我が子の歯並びを気にする親は多く、小学校に上がると早々に矯正歯科で治療開始するパパ・ママも沢山いるといいます。ただ、乳歯相手の小児矯正は、大がかりな装置を付けて治療しても意味がありません。そこで、出来るだけ永久歯が正しいポジションに生え揃うように尽力するのが目的です。それでも、どんなに頑張っても全ての歯が指定した位置に真っ直ぐ生え揃う訳ではなく、最終的には本格的な矯正治療が必須となります。
という事で、いくら小児矯正をしても、10代前半で再び歯科矯正を受けなければなりません。ところが、子供自身はまだそれほど歯並びが気になるお年頃ではなく、自由奔放に遊びたいお年頃。しかも、成長期であるがために大がかりなブラケット矯正しか出来ず、甚だ迷惑だと言ったところでしょう。
実際、マウスピースを使った快適なインビザライン矯正やアライナー矯正が選択出来るようになるのは高校に入るくらいからです。また、自分自身のルックスに強い拘りやコンプレックスを持ち始めるのもこの頃。しかし、その一方で、たった3年間しかない高校生活は、部活に勉強に恋愛にと大忙しで、出来れば煩わしい事は避けたいものです。そして、親としても、子供に最もお金のかかる時ですから、多額の歯科治療費を捻出するのは辛いものがあります。
そんなこんなを考えると、大学や専門学校に入った今こそが矯正歯科に通う最良の時期であり、絶好のチャンスです。しかも、全体矯正の平均的な治療機関は2年から3年という事で、4年制大学に通う人なら、社会人になる頃には美しい歯並びで仕事や恋に打ち込めます。
もちろん、貯金なんか1円もなくても全然大丈夫。歯列矯正やインプラントなど、保険適用外となる歯の治療費を貸してくれる『矯正ローン』があります。たとえローンを組んだとしても、返済期間は最長7年ですから、結婚するまでには払い終わるでしょう。なので、人生設計に多大なる悪影響を与える心配も、それほどなさそうです。
という事で、取り敢えずはバイトを見つけ、ある程度のお金を稼ぐ事。次にクレジットカードを作って計画的に使い、毎月きちんと支払いする習慣と信用情報を確立する事。これを1年ほど実践した後で矯正ローンを使って歯科矯正するという計画なら、親に迷惑をかけずに歯並びを治療する事も可能ですし、ここは一つ、真剣に考えてみようではありませんか。


学生におすすめの矯正ローンは歯科治療費に特化した金融商品です
矯正治療をメインとしている歯科医院では、その多くが分割払い可能としています。そりゃあそうでしょう、歯科矯正は何をやっても健康保険の対象外。全額自己負担となり、その治療費総額は中途半端ではありません。下手をすれば100万円を超える事も珍しくないほどです。
しかしながら、歯医者さんがすすめる分割払いは、その大半が信販会社やローン会社、あるいはカード会社の出す『矯正ローン』になります。正式には“デンタルローン”や“デンタルクレジット”といい、歯科での保険外治療費をまかなうための金融商品です。歯列矯正に限らず、自費診療の入れ歯やブリッジ、インプラント治療にも使えます。また、一般歯科や矯正歯科、歯科口腔外科だけでなく、審美歯科でも利用可能です。
ただし、信販会社やローン会社と予め業務提携している医療機関でなければ利用する事が出来ません。逆に言えば、分割支払いが可能である事を売りに矯正治療をおすすめする歯科医院やクリニックは、どこかしらの提携医院や加盟医院であるという事です。なので、まとまったお金を用意出来なくても、心配する必要はないでしょう。取り敢えずまずは治療し、その費用は分割でコツコツ腹って行けばいいのです。
でも、学生の分際でローンを組む事なんか出来るの?と思われるかも知れませんが、その点も、それほど深刻に考える必要なしです。今は学生でも、20歳以上で安定かつ継続した収入があればお金を借りられる時代。消費者金融や銀行系カードローンはもちろん、大手都市銀行のローンだって契約出来ます。自分で自分の学費を借り入れしている苦学生も案外多く、日本の若者はまだまだ捨てたものではありません。
しかも、歯の治療費に特化したデンタルローンは、銀行や消費者金融のフリーローンに比べて低金利。限度額も300万から500万と、どんなに大がかりな矯正治療でもまかなえる額になっています。後は毎月少しずつ返済して行けばOK。その返済期間も5年から7年と長く、月々の支払は思いのほか少額だったりもします。
ただし、ローンですから審査に通らなければ話になりませんし、利用すれば借金返済の義務も生じます。その返済が可能かどうかで審査の合否が決まり、利用出来るかどうかが決まる訳です。たとえば、毎月1万円ずつの分割でと思うのなら、最低でも月に5万円以上は稼いでいないと難しいでしょう。バイト先への確認の連絡が入りますので、日雇いのような仕事ばかりでもNGです。
また、個人信用情報が全く皆無でも審査が難航し、結果的に落ちる可能性があります。そこで、予めクレジットカードを作り、その利用と支払の繰り返しによって良質な信用情報を得る事が推奨される訳です。
さらに、デンタルローンを使うには、最初にきちんと治療計画を立て、総額を明記した見積もり付きの診断書が必須となります。そこに書かれている金額を借り入れするもので、フリーローンのように遊ぶお金や欲しい物を買うお金は借りられません。その代わりに、金利や融資限度額の面で優遇されている商品ですから、学生でも安心なのです。
そして最大のメリットは、検査から治療終了までにかかるであろう器具代や処置費用を一括計算する治療費総額制をとれる事です。そのお陰で、進捗が思わしくなく、来院回数が増えたり、治療機関が伸びても心配無用。後は交通費などの通院費さえあれば通い続けられます。
そんな矯正ローンことデンタルローンを申込出来るのは、基本的には満20歳以上。ですが、一部、満18歳から申込可という信販会社もあるので、多くの学生に自分名義で契約するチャンスがあります。ただし、きちんと計画を立てて借り入れし、返済する事がお約束です。


学生が矯正ローンの審査を優位にするコツはこれ
今のご時世、高校生だってうまくやればお金を借りられる時代。大学生や専門学校生がカードローンを使って借金するなんていうのは珍しい話ではありません。何しろ前述の通り、銀行でも消費者金融でも、カードローンの申込条件は年齢と収入の有無だけで、パート・アルバイトでも安定した年収があればOKとしているのです。つまり、月々ある程度のバイト代を稼ぐ人なら十分利用出来る可能性はあるという事です。
さらに、クレジットカードの審査で最も簡単にパス出来るのが学生。ほぼ100%通ると言われています。挙げ句の果てには、理系学部に通う学生は将来有望という事で、お金に困っていると察知すれば、よからぬ輩が近付いて来るなんていう噂まであるくらい。今や金融業界にとって学生は神様のような大事な大事なお客様なのです。お陰で、学生だから『矯正ローン』が組めないという事はありません。審査に通って利用出来る人は大勢います。
ただ、お金を借りれば、必ず返済しなければなりません。しかも、借りたお金には利息が付帯します。つまり、沢山お金を借りれば借りるほど、利息は大きくなり、返済が大変になる訳です。これは、たとえローンやクレジットカードの分割払いでも同じです。
やはり金利に重点をおいて矯正ローンを探す事も大切ですが、それ以前に借入金額自体を極力抑える事も大切でしょう。そうする事で審査にも通りやすくなります。そう、高額融資は借りる側だけでなく、貸す側にとってもハイリスクな取引なのです。
事実、アルバイトをしていても非課税になっている学生は少なくなく、その場合、年収は103万円以内です。となると、通常、ローン会社の融資限度額の目安は年収の3分の1ですから、目一杯借り入れ出来たとしてもせいぜい30万円そこそこ。インプラントや部分矯正ならともかく、全体矯正となると、とてもじゃないがと言ったところでしょう。この2倍は借りたい、借りる必要がありそうです。
という事で、歯科が出す見積書も、それなりの金額になっています。しかも、デンタルローンは、その見積書に書かれた治療費総額がそっくりそのまま融資総額となるのですから大変。双方がそれぞれにどこかで妥協しない限り、契約にこぎ着ける事など出来ない訳です。
そこでローン会社としては、歯科治療という目的を定め、きちんと診断書まで出しているという事を買い、少々、いや、かなり柔軟に対応しようという姿勢を示します。実際、学生はサラリーマンやOLに比べ、収入は少なくても、出費を少なく抑える事の可能な人種。上手にやりくりさえしてもらえれば、比較的容易に返済してもらえる確率は低くありません。
とは言え、その上手にやりくりできるかどうかは、その人に経済観念があるかないかで決まります。そして、その経済観念があるかないかを判断する一つの指標として、治療方法が重要なポイントになるのです。
歯科矯正は長期にわたって装置を装着しなければならず、肉体的負担も精神的負担も軽くない治療です。誰だって、少しでも快適で見た目のいい方法を選択したいものでしょう。そこで、審美ブラケットを使った矯正や裏側に装置を装着するリンガル矯正、あるいは、マウスピースを使った矯正が人気を集めています。金属ブラケットを使った表側矯正は今時ウケないのだとか・・・。
ですが、金属のマルチブラケット矯正は最安で、且つ、最も確実な矯正法だと言われています。つまり、少しでも安く、少しでも確実に、少しでも早く治療を終えたいと思うのであれば、最優先で検討すべき治療法なのです。
そこで、これを選ぶ事で、借金を目一杯まで抑えようとしている事と本気で矯正したいと思っている事をアピール出来ます。その熱意が伝われば、審査は俄然優位になるでしょう。また、患者が学生である事を考慮し、金属ブラケットをすすめてくれる医院は決して儲け主義に走らない優良歯科だと言えます。という事で、学生が矯正ローンの審査に通るコツはこれですよ、これ。


矯正ローンの返済って月々いくらくらい? 学生でもちゃんと支払い可能な額?
初期費用が準備出来なくても、デンタルローンやデンタルクレジットと呼ばれる『矯正ローン』を利用すれば高価な歯科矯正だって受ける事が出来ます。しかも、このローン、審査にさえ通れば学生でも使えるのです。これなら親に迷惑をかけなくてもコンプレックスを解消出来ます。是非前向きに検討したいという人は少なくないでしょう。
ただ、ローンなんてカッコいい事を言っても所詮は借金。お金を借りる事で、借りたお金は返さなくてはいけません。それも、有るとき払いなんて気楽なものではなく、契約成立となればたちまち翌月から返済義務が生じるのです。果たして、それが月々いくらになるのか? 気になりますよねぇ。その結果次第では、うかつに手は出せませんから、必ず最初にチェックしておく必要があります。という事で、早速計算してみましょう。
たとえば、最も安上がりな金属マルチブラケット法による全体矯正だと、平均費用は70万だと言われています。そこで、それを実質年率3.9%で借り、7年84回払いで返済するとすると、1ヶ月辺りの支払金額は約9,535円。約というのは、あくまでも概算でという事ですが、それでもほぼ1万円以内に収まる可能性が高く、これなら何とかなると言える額でしょう。
ただし、借り入れ額が多くなれば月の返済額も大きくなります。もし、裏側矯正やマウスピース矯正をと思えば、その平均費用は90万円と言われていますから、月々約1万2,260円の返済になる訳です。一見、そのくらいの差ならと思いたくなりますが、この差額をトータルすると、22万8,900円。まあもっとも、元々20万円の差がある事を考えると、驚く数字ではないとも言えます。
しかしながら、実質年率3.9%という「イオンプロダクトファイナンス」が出すデンタルローンは最も低金利のデンタルローンで、全ての歯科医院やクリニックが扱っている訳ではありません。さらに、満20歳以上で安定した収入のある人なら申し込めるとは書いてあるものの、学生でもOKという記載はなく、親が子供の歯科治療費を借りる事も出来るとあるではありませんか。という事は、学生の場合、やはり親名義で契約する事が推奨される可能性がある訳です。
それに対し、満18歳以上から受け付けてくれるという「セディナ」のデンタルローン「スマイルライン」は流石に、学生でも連帯保証人を立てればOKとしています。ただし、こちらは実質年率7.8%~11.8%。しかも、最長返済回数は60回です。
となると、70万円借りた場合、最高金利が適用されると月の支払い額は最低でも約1万5,500円。90万借りると約1万9,929円となり、そのトータルの差額は26万5,740円になります。正直、月の支払も結構な額ですし、金利だけで6万5,000円以上も多く支払わなければならないのです。
こうした事を考えると、やはり借入金額を目一杯抑える事は必須で、高望みしないのは絶対条件。さらに、出来るだけ低金利で且つ、学生でも申込可能なデンタルローンを扱っている金融会社の提携医院を探すのも重要になるでしょう。
ちなみに、一番人気は中堅信販会社のジャックスが出す「デントキュア」でしょうか。こちらはイオンに次ぐ低金利で、実質年率4.5%。学生でも安定した収入があれば、連帯保証人を立てる事で契約出来ます。返済回数も最長84回ですので、70万円借りると月々の返済額は約9,730円。かなりお手頃価格でしょう。
他に、オリコこと「オリエントコーポレーション」も学生の申込が可能なデンタルローンを出していますが、実質年率6.0%~13.2%と、やはりややお高めです。また、加盟医院がよく分からないというデメリットもあります。
その点、デントキュアは歯科治療費専用のローンとしては先駆けのような存在で、日本中に最も多くの提携医院が点在しています。しかも、その全てを公開してくれていますので、気になる方は一度、HPで調べてみる事です。


学生が矯正ローンを使って歯科治療すると親は医療費控除が受けられます
学生でも満20歳以上で、アルバイトなどの収入が安定して入って来る状態であれば、『矯正ローン』を使って歯列矯正する事が出来ます。ただし、学生の本職はあくまでも学業であって、バイトは副業です。そのため、原則として、親が連帯保証人になる必要があります。
とは言え、極力治療費を抑える事で月々の返済額を1万円程度に出来ますから、十分自分で支払えるでしょう。それに、生計を一にしている学生の娘や息子がデンタルローンを使って矯正治療すると、親は医療費控除が受けられるというメリットもあります。
医療費控除というのは、保険治療で自己負担となった医療費や自由診療の医療費、その他諸々の経費をまとめて申告する事で、所得税の一部が還付されるという制度。医療保険や傷害保険など、保険会社や共済等からの給付金が支払われれば、その分は差し引かなければなりませんが、一方で、通院時の交通費や市販の医薬品の購入費も領収書さえあれば計上出来ます。
もちろん、歯科治療費は100%医療費。しかも、健康保険も保険会社の保険も利かない全額自己負担の医療費ですから、その全てが申告出来るという訳です。ただし、基本的にはその総額が年間に10万円を超えなければ控除の対象にはなりません。つまり、来院ごとに数千円程度の処置費用を払っていては到達しない可能性があります。
その点、デンタルローンを使えば、最初に信販会社やローン会社が治療費総額を一括で支払ってくれます。それに対する医療機関からの領収書も発行されますから、これだけでも確定申告書が作れてしまうのです。
こんな話を聞くと、実際にお金を払っているのは自分なんだから、還付金は自分のものにしたいと思われる方も多いでしょう。そこで一応お伝えしておくと、この医療費控除、税金の還付を受けるシステムという事で、非課税では話になりませんが、学生でも課税対象になっていれば申告書を出す事が出来ます。
実は年間の医療費が10万円以上というのは、課税対象となる所得が200万円以上の人の場合で、それ以下だと、5%を超えた段階で可能となるのです。という事は、ちょいとバイトを頑張っている学生なら当てはまりそうな気がします。
実際、月に15万稼ぐ人なら、税込み年収は180万になります。ただ、学生でも働くには何かと経費が掛かるという事で、必ず受けられる控除分があって、それを差し引くと課税所得は約108万円といったところでしょうか。すると、この5%で、5万4,000円を超えた分は全て控除対象額です。仮に歯科に70万支払ったとすれば、64万6,000円は返してもらう権利があります。
しかしながら、年収180万の人が徴収される所得税はマックスでも5万4,000円程度。そうなると、それ以上の還付はあり得ませんから、医療費控除額もマックス5万4,000円となります。その点、課税所得が年間300万を超える父親がこれを持って確定申告すると、控除対象額は60万と、大幅に下がりますが、6万円程度の還付が受けられるのです。
まあそれこそ、これぞ僅かな差という事で、出来れば自分のものにしたいところだろうとは思います。けれど、元々非課税の人は、親に譲るしかありません。ちなみに、子供が非課税であっても、親のこの権利が消える事はないのでご安心あれ。また、自分が課税対象になっていても、ここは譲る事で、少しは親孝行が出来るというものです。
という事で、学生が矯正ローンで破裂矯正の費用をまかなうメリットは沢山あります。何より、自分で自分に責任を持つ事を学ぶにはちょうどいい年頃で、ちょうどいい機会ではないでしょうか。

