やっぱり利用するなら金利低いデンタルローンがいいよね


歯科矯正やインプラントなど、保険の利かない高額な歯科治療費を分割払いするには、『デンタルローン』を組むのが一般的でしょう。独自の院内分割制度を設けている歯科もあるにはありますが、正直言って、よほど経済的余裕か奇特な精神を持つ医療機関でないと難しいシステムです。

それに対しデンタルローンの場合は、ローン会社が最初に一括で治療費の総額を歯科に支払ってくれます。あとは患者が契約している金融会社の方にコツコツ返済するだけで、もし、その支払いが滞っても医院や病院側は何の損失も被りません。

そこで今、信販会社やカード会社の提携医療機関となり、歯科治療専門のローン商品を利用出来るようにしている歯科医院が急増しているのです。よって、歯医者さんで“分割払いが出来ます”と言われれば、デンタルローンを組めますと言われていると捉えていいでしょう。

また、仮に院内分割があったとしても、治療期間中に完済する事が条件というところも少なくないので要注意。たとえば、歯科矯正の平均治療期間は3年、平均費用は100万円と言われていますから、3年で100万円支払うという事になります。単純に付きに一度36回払いで計算すると、1回の金額は2万7,800円です。

けれど、これがデンタルローンなら、平均で5年60回払い。長いところになると7年84回払いとか、10年120回払いなんていうところもあって、一気に負担が軽減される訳です。何しろ、100万円の治療費を10年120回払いで返済するのであれば、毎月の支払額は8,400円ほど。5年60回払いでも1万6,800円ほどです。

こうなると、治療は一日も早く終わって欲しい。もちろん、借金返済だって同様ですが、まあ気長に支払えばいいかという気になるというものでしょう。そう、デンタルローンを利用する事は、患者にとっても決して悪い選択ではないのです。

とは言え、ローンを組む事はお金を借りる事で、審査もあれば金利も付帯します。ローン審査は一発勝負。無事に通過してしまえば、翌日に失業して無職無収入になっても問題なしです。しかしながら、金利は完済するまで永遠に付きまとうもので、万一の時を考えると、益々少しでも低いに越したことはない訳です。

という事で、やっぱりローン選びの最大の決め手となるのは金利です。ところが、困った事に、誰が借り入れしても同じ金利という訳ではなく、顧客によって実質年率が違うという金融会社や金融期間も多数あります。また、誰にでも低金利という商品は審査が厳しいと言われ、当然だと納得せざるを得ません。そこで今回は、そんな金利の低いデンタルローンについて検討してみたいと思います。

ローン会社より銀行のデンタルローンの方が金利低いとは限っていないんだよね


歯の治療費を用立てる『デンタルローン』は、“医療ローン”や“メディカルローン”と呼ばれる目的ローンの一種に位置付けられます。

というのも、歯科治療は医療行為という事で、自由診療となる歯列矯正やインプラント治療でも、その費用そのものはれっきとした医療費だからです。その証拠に、手続きすれば医療費控除が受けられますので、今まで知らなかったという人は、是非お試しを。

しかも、この医療費控除、デンタルローンを利用して支払っても適用されます。むしろ、インプラントや部分矯正のように比較的少額の治療費を院内分割で36回払いなんていうと、年間の支払い額が10万円を超えず、控除を受けられない可能性がありますが、デンタルローンなら一括払いする形になるので、文句なしに全額控除対象です。

さらに、歯科医療ではなく、歯科治療専門となっているところが味噌。医療費控除では除外となる美容外科での審美治療を目的とした歯列矯正でも、デンタルローンそのものは活用出来ます。基本的に、一般歯科・矯正歯科・審美歯科でのインプラント・矯正・ホワイトニング、保険適用外の入れ歯・ブリッジ治療ならなんでもOKです。もちろん、矯正治療の方法やインプラントのメーカー、入れ歯やブリッジの素材は問いません。

そんなデンタルローンは、信販会社やローン会社、あるいはクレジットカード会社が出すショッピングローンが主流で、歯科医院がそうした金融会社と提携し、窓口で申し込み出来るようになっています。

しかし、実際には銀行や信用金庫などでも取り扱っていない訳ではないのです。多くが「多目的ローン」として多の目的ローンとひとくくりにされているため、専用のパンフレットやページがなく、金融機関のHPにアクセスしても簡単に見つけられないだけ。おまけに、歯科医院も教えてくれないという事で見落としがちですが、直接電話や窓口で相談や問い合わせをすれば、きちんと対応してくれます。

ただ、銀行のデンタルローンだから低金利なのかというと、必ずしもそうとは言い切れません。まあ全体的に見て金利低めである事は確かでしょう。けれど、民間の金融会社にも金利の低い優良なデンタルローンは存在します。しかも、大手銀行の平均金利より安価な固定金利を設定しているところもあるではありませんか。

たとえば、イオン銀行の出す「イオンアシスト・デンタルローン」の場合、年利3.8%~8.8%と流石という感じ。消費者金融のフリーローンはもちろん、銀行の出すカードローンに比べても間違いなく低金利です。ところが、同じイオングループのローン会社である「イオンプロダクトファイナンス」の出すデンタルローンは実質年率3.9%の固定金利なのです。

とは言え、銀行などの金融機関が出すデンタルローンの方がお得になる人も大勢います。そう、最も低金利のローン商品というのは、人によって違うという事です。さらに、案内に書かれている金利だけを見て申し込みすると痛い目に遭う事も少なくありません。利用条件や対象者など、細かいところまでしっかりチェックし、自分にとって一番メリットの大きな商品を選ぶ事が大切だと言えるでしょう。

デンタルローンは元々金利低いローン商品なんだよね


嘗て、スルガ銀行が出していた今は亡きデンタルローンは「リザーブドプランプラス」というカードローンサービスの一つで、実質年率2.5%からという低金利商品でした。とは言え、下手をすると実質年率7.5%という、金利3倍の契約になってしまうリスクを秘めていました。

しかし、これはスルガ銀行だけに限った事ではなく、先のイオン銀行を見ても分かるように、多くの金融期間や金融会社に当てはまる事です。金利には幅を持たせ、融資額と審査結果から個別に判断するというのが基本スタイル。そのため、友達は年利5%なのに自分は10%という可能性も大いにあり得る訳です。

ただ、元々融資というのは、借入額が上がれば上がるほど金利は下がるという性質を持っています。これは、消費者金融や銀行のカードローンを見れば一目瞭然。たとえば、みずほ銀行カードローンの場合、利用限度額が100万円未満の基準金利は実質年率14.0%ですが、100万円以上になると12.0%、300万円以上になると7.0%、500万円以上になると5.0%と着実に下がり、マックスの800万円では2.0%という住宅ローン並の低金利になっています。

では、なぜこのようなシステムになっているのかと言うと、金利というのは金融期間や金融会社のリスクと利益をフォローするものだからです。でも、そうなると、融資額が大きくなればなるほどリスクも大きくなるという事で、金利も上がるはずなのに、下がるのはおかしいと思われる方も多い事でしょう。けれど、そのからくりを見ると納得出来ます。

そもそも融資の限度額は、契約者の返済能力によって決まるもの。よく、パンフレットやHPにはお借入限度額500万だの800万だのと書かれていますが、あれはどんなに好条件の人でもそれがマックスという金額で、私の利用限度額ではありません。私の限度額は収入や勤続年数、信用情報などをベースに計算され、確定されます。

特に、消費者金融やローン会社には総量規制が適用されますから、年収の3分の1までと定められているのです。信販会社やカード会社も同様で、銀行もまた、それを一つの目安としています。早い話、みずほ銀行でマックス800万円の借入れをするには、年収2,000万円以上の高額所得者でないといけない訳です。

事実、定職を持っていて所得が多ければ多いほどローン返済は楽で、貸し倒れのリスクは軽減します。だから高額融資が出来るという事で、それを確認するのが所得証明書や勤務先への在籍チェック、いわゆるローン審査です。その結果、申告通りの収入源と年収があると判明すれば、返済能力の高い契約者と見なされ、高額融資が可能となる訳です。

さらに、金利と利息は全く異なるもので、実際に私たち利用者が支払うのは利息。そして、その利息を計算するためのツールが金利です。分かりやすく言うと、毎月の借入残高の“何%”を利息として支払って頂きますというこの何%の部分が金利です。

そして、一般的に用いられる年利は、1年間365日にしはらう利息の総額。よって、月々では、そのうちの30日分ないし31日分を支払う事になる訳です。という事で、100万円を年利14.0%で借りた場合の最初の1ヶ月の利息は、1,000,000×0.14÷365×30となり、1万1,507円です。

では、800万円を年利2.0%で借りた場合はどうかというと、8,000,000×0.02÷365×30となり、1万3,151円。そう、金利は低くても利息は高いのです。

したがって、高所得者で貸倒れリスクの低い人を相手にしている上、しっかり利益も得られる。そういうところから高額融資は低金利になっている訳で、デンタルローンのような目的ローンでも決して例外ではありません。

しかしながら、デンタルローンの場合は歯の治療にかかるお金という目的を定めた融資です。そのため、800万で申し込みする人など、まずいないものと思われます。たいていは100万円前後まででしょう。ですので、その3倍の年収があれば利用出来る事になります。

にも拘わらず、多くのデンタルローンが実質年率10%以下です。しかも、スルガ銀行やイオン銀行を見れば分かるように、最低金利と最高金利の差も小さく、5%程度。そういう意味では、元々金利の低いローン商品と言えるのです。

自分にとっての最も金利低いデンタルローンを探すのが大事だよね


金融会社や金融期間の出す『デンタルローン』の金利は、何%~何%というように幅を持たせている事が少なくありません。そのため、最低金利を見て、ここが一番金利が低いと申込すると、後で痛い目に遭う事がしばしばです。やはり比較検討リストに入れる場合は、最高金利を記入しておくべきでしょう。

というのも、特にデンタルローンのような融資額の比較的安価なローン商品は、利益を考えると、マックスの金利が適用される事が多いからです。取り分け、借入れ希望額のギリギリ3倍か、若干それを上回る程度の年収の人は、リスクもそこそこあるという事で、その傾向が目立ちます。

ですので、たとえば、

  • A銀行:年利7.2%~12.8%
  • B銀行:年利7.8%~12.2%
  • となっている場合、一見A銀行の方が低金利に見えますが、実はB銀行の方が自分には低金利だったという事が十分あり得るのです。ただし、これは全くの新規でその金融期間や金融会社のデンタルローンを申し込む場合の話で、住宅ローンやクレジットカードなど、既存の取引がある場合は話が大きく違って来ます。

    事実、みずほ銀行の場合、通常の多目的ローンの金利は変動金利で年利5.875%ですが、住宅ローンを組んでいると3.375%と、2%以上も下がります。こうした優遇サービスは民間のローン会社でも同様で、自社の自動車ローンなどを利用していれば金利優遇される事は珍しくありません。また、信販会社やカード会社では、自社が発行するクレジットカードを持っていればお得に借入れ出来る事もしばしばです。

    さらに、すでにローンやカードの契約がある金融期間や金融会社には、その返済実績もあり、審査が簡易で、通りやすいというメリットもあります。もちろん、まじめに返済していればの話ですが、万が一、過去にトラブルを起こしていれば、そういう情報は業界中が簡単に入手出来るようになっているため、全く新規で申し込む他社では益々不利になるでしょう。どんなに金利の低いデンタルローンをみつけても、審査に通る確率も極めて低いものと思われます。

    ですので、自分にとって最も金利の低いデンタルローンを探す最も手っ取り早い方法としては、すでに取引のある金融期間や金融会社で相談するという事が一つ上げられます。仮に過去に多少の延滞や支払いの滞った期間があったとしても、今再びまじめに返済しているというのであれば、そこを考慮してもらえるように頼み込む方が利口かもです。

    金利低いデンタルローンが本当に優良なローン商品とは限っていないんだよね


    歯の矯正をしたいと考え、歯科医院で相談すると、有り難い事に金銭的な面まで心配し、『デンタルローン』の存在を教えてくれたりします。ただ、そういうところが持ちかけるのは、自らが定型医院や加盟医院となっている信販会社やローン会社の商品です。中には複数の会社と契約しているところもありますが、選択のしようがないところも少なくありません。

    ならば、自分でローン会社やローン商品を比較検討して選べばいいというものですが、実は、それがまた、案外難しかったりもします。なぜなら、医療機関側が使えるデンタルローンを特定しているという事は、金融会社側も利用出来る医療機関を特定しているからです。

    そう、ローン会社や信販会社の提携院や加盟院になるという事はそういう事なのです。そして、金融会社が患者に代わって必要な費用を一括で立て替え払いします。契約者である患者は、それを指定気管内に完済すればいいというシステムです。

    それに対し、銀行などの金融期間が出すデンタルローンは、利用目的が歯の治療費であれば、治療する医療機関は問いません。歯科医の書いた見積書さえあれば申込出来、お金は契約者の口座に振り込まれるか、専用のカードを使って引き出すシステムです。あとはそれを自分で歯科医院に支払うという事で、いくらでも選択肢を出す事が出来ます。

    よって、デンタルローンの金利を比較検討するとすれば、歯医者さんご指定の金融会社のローン商品と、自分で探した金融期間の出す商品という事になるでしょう。ですが、すでに取引銀行で住宅ローンやマイカーローンなどを組んでいる人は、そこで追加融資を依頼するのが最も利口かと思われます。

    しかし、全く新規で申込するのであれば、まずは歯科医院おすすめのデンタルローンを最優先で検討するのがおすすめ。前述の通り、いきなり本当の低金利で融資してくれる銀行や信用金庫はそうはありません。

    けれど、信販会社やローン会社の中には、「ジャックス」や「イオンプロダクトファイナンス」など、新規でも実質年率5%以内で借入れ出来るところがいくつかあるからです。しかも、そうした金利の低いデンタルローンは、使い勝手もいいところから、多くの歯科が提携しています。

    また、OMCカードでおなじみの「セディナ」が出す「スマイルライン」も、加盟医院の多いデンタルローンの一つです。こちらは実質年率7.8%~11.8%と少々お高めですが、満18歳以上から利用出来るというメリットを持っています。学生でも、親が保証人になればOK。多の金融会社や金融期間では満20歳以上で、学生はNGというところも少なくありませんから、これもまた、自分にとっては最もメリットの大きいデンタルローンになる可能性はあるでしょう。

    ようするに、単純に最低金利の数字だけに目を奪われず、最高金利や多の条件にも満遍なく目を向ける事が大事だという事です。とは言っても、その会社や銀行のローンが実際に予定通りの金利で利用出来るかどうかは定かではありません。

    ただ、最近は年収と融資希望額、それに職業や勤続年数など簡単な質問に答えるだけで審査に通る可能性があるかないかを調べる事の出来るウェブ事前審査が多くの消費者金融のサイトに掲載されています。最終的には、それプラス、個人信用情報機関に登録されている情報を照会して確定する訳ですが、ある程度の察しは付くかと思われますので、気になる方は一度、それで試してみてはいかがでしょうか。