デンタルローンに審査落ちしたからと言って、歯の治療を簡単に諦めてはいけません
インプラントや矯正など、保険の使えない高額な歯科医療の費用を分割で支払うための手段として、『デンタルローン』という金融商品が存在しています。
保証会社が間に入ってくれるので、原則として、担保も保証人も、ついでに頭金も不要。借入先と借入額によって異なりますが、月々1万円から2万円の金額を5年から10年掛けて返済していくという目的別ローンの一種です。概ね、20歳以上・70歳未満の方で、安定した仕事と収入があれば利用出来ます。
そんなデンタルローンは、一部の信販会社が大々的にアピールしていますが、多数の金融機関やローン会社でも取り扱っています。ただし、やはりローンと名が付く以上、それなりの審査はあって、全ての人がパス出来る訳ではありません。取り分け、デンタルローンのように医療費を工面するためのメディカルローンは審査が厳しく、元々通りにくいと言われています。ですので、もし、審査落ちしたらどうすればいいのか? その点を考えておく必要はあるでしょう。
実際問題、過去に負債や延滞をしたというような事故情報どころか、ローンもカードは一切使わないニコニコ現金払い主義で、後払いの履歴など皆無。もちろん、ただの一度も借金などした事ないというような人でも審査落ちする事があります。そうかと思うと、完全ブラックとして名高いような人でも通ったりして、一体全体何がなんだかよく分からないというのが金融業界の常識です。
とは言え、審査落ちするには、必ずそれなりの条件はあります。ですので、それを検討し、改善する事により、改めて申し込みすると、すんなり通るという事も珍しくないのです。さらに、あっちが駄目ならこっち、あるいは、あの手が駄目ならこの手というように、申込み先や申込み商品を変える事でパス出来る事もよくあります。正しく、ところ変わればなんとか。
また、治療費の総額によっては、手持ちのカードローンやクレジットカードが使える可能性もあるでしょう。さらに、消費者金融からの融資も選択肢の一つとしてありです。巷では、消費者金融は高金利で危ないとか、クレジットカードは多の支払いに影響するなどと言われたりもしていますが、必ずしもそうとは限っていません。消費者金融イコール、サラ金で野蛮な高利貸しなんていうのは大昔の話です。
今は法に基づいた正当な利息で融資している事は、銀行系のフリーローンやカードローンと比べれば一目瞭然で、審査結果次第では銀行系カードローンより低金利になる可能性も秘めています。また、クレジットカードについても、使い方次第で、日々の生活に支障を来す事なく歯科治療費を用立てられるかもです。
という事で、歯医者さんに高額な治療費を提示された瞬間、頭が痛くなるという方は多いようですが、慌てるでなかれ。さらに、諦めるでなかれ。確かに歯列矯正などは、美容的観点から治療を検討される方も少なからずおられて、お金を借りてまでもという気もしないでもありませんが、やはり一度やると決めた以上、そう易々と引き下がってはいけません。
歯が欠損していたり、歯列が悪い事で食生活がかたより、健康維持に支障を来す事もあります。ここはやはり、なぜ、審査に通らなかったのか? どうすれば審査に通るようになるのか? どこなら通りそうか?を一つずつ考え、再チャレンジしてみようではありませんか。
ブラックでもホワイトでも、デンタルローンの審査落ちすることはあります
保険対象外となるインプラント治療や矯正治療を受けるためにデンタルローンの申込みをした。でも、審査落ちした。自分はまじめに会社に勤めていて、そこそこの年収もあって、何より、これまでカードローンどころか、クレジットカードすら作った事がないのに…一体全体なぜ? こういう人が稀にいらっしゃいます。
確かに、今や借金まみれで首が回らないというような人なら審査落ちしても納得。というより、審査落ちして当たり前だと誰もが思うでしょう。ましてや、過去に金融事故を起こした経験のある人なら、申込みするだけ無駄というものです。ところが、そういう人ほどコリもせず、堂々と申込みします。そして、審査に通るのですから不思議です。
ではでは、なぜ、このような不可解な事態が発生するのでしょうか? 答えは簡単。実はどちらも金融業界ではホワイトと呼ばれる綺麗な履歴を持つ人だからです。えっ、ホワイトというのはただの一度もお金のトラブルを起こした事のないようなクリーンな身の上の人じゃないの? と思われるかも知れませんが、実は大きな誤解。金融業界では、過去に関係なく、信用情報機関に個人信用情報の登録されていない人全てが「ホワイト」なのです。
もちろん、過去に借金の返済やクレジットカードの支払を延滞したり、踏み倒したり、さらに、債務整理すると事故歴となり、個人信用情報機関に記録が残ります。しかも、その記録は移動情報となって、全ての金融会社や金融機関が閲覧出来るようになります。これが俗に言うブラックリストです。そのため、ここに名前が載ると、銀行はもちろん、正当なビジネスをしている消費者金融でも相手にしてくれなくなる訳です。
ところが、この信用情報は、半永久的に掲載されている訳ではありません。特に自己破産などの債務整理をした場合などは、必ずそう遠くない将来、綺麗さっぱり末梢されるのです。また、今もなお逃げ続けているような人でも、数年間、借入やクレカの使用がない場合、さらに、少しずつでも返済している場合などは、ある程度の時間の経過とともに白紙に戻されるでしょう。実は、こうして個人信用情報が白紙になった人こそがホワイト。つまり、綺麗な身の上になるので、ローン審査に通る可能性も出て来るという訳です。
ならば、ブラックになってからどのくらいでホワイトになるものなのでしょうか? これは金融事故の内容によって異なりますが、速ければ5年、長くても10年が一つの目安とされています。特に債務整理した場合は信用回復が早く、5年後には再び銀行カードローンやクレジットカードの契約が出来る事も珍しくありません。ただし、しっかり働いていて、安定した収入があって、返済能力があると見なされればの話ですが…。
という事で、あの人は間違いなくブラックと思う人がデンタルローンを申し込み、審査落ちしなくても、何ら不思議ではないという事です。ただ、ホワイトになると、嘗てまじめに返済していた時期の履歴も末梢されてしまいます。しかも、過去の噂も手伝って、信用情報上は問題なくても、信用度は決して高いとは言えません。そのため、まだまだ審査が通りにくい部分は否めないでしょう。
そして、自分は過去にただの一度も借入やクレカの利用をした事がないという人も同様。信用情報機関に一切の情報がなく、ローン返済の可否を検討するための目安がないのですから困ったものです。こういう人を銀行やローン会社・カード会社などでは「スーパーホワイト」と呼び、審査に手間取ります。
やはり一つのポイントとなるのが勤続年数。一つの会社で長く働いていれば、それが一つの信用情報となって良い結果に繋がる可能性は高くなるでしょう。けれど、そこでも確信が得られなければ、NGと判定される訳です。
歯科医院おすすめの信販系デンタルローンは審査落ちしやすいかも知れません
歯科矯正などの高価な歯科治療に利用するデンタルローンですが、ホワイトやスーパーホワイトだと審査落ちしやすいという問題があります。
正直、ホワイトは元ブラックの可能性が高い訳ですからしかたがないとは言え、スーパーホワイトの自分が通らないというのは中々納得し辛い話でしょう。ですが、それが現実なのですから、受け入れるしかありません。
それに今のご時世、スーパーホワイトの日本人は、それほど多くないものと思われます。なぜなら、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を分割払で購入している人が大勢いるからです。そう、これも携帯キャリアとの間で結んだれっきとしたローン契約。月々の電話代や通信費として支払っているので気が付きにくいですが、立派にローン返済している事になるのです。
ですから、それは個人信用情報として信用情報機関に登録されています。そのため、逆に一度でも口座引き落としが出来なかったり、入金が遅れたりした事があれば、足を引っ張りかねません。そう長くはないものの、しばしの間、個人信用情報機関では要注意扱いとなり、タイミングが悪ければデンタルローンの審査落ちの要因になる事も考えられます。
ただ、それもない。今使っているスマホは一括払いで購入したとか、もらい物だとか、あるいは、親や配偶者の名義になっていて自分で払っていないとなるとスーパーホワイトとなり、状況は俄然不利です。どこでローンを組むかをしっかり検討する必要があるでしょう。
まず、歯科医院ですすめられるのは基本的に信販系のデンタルローン。特に保険適用されない高度な治療を売りにしている医療機関では、医療ローンの利用を可能としていますが、それは自らが加盟している信販会社やカード会社の金融商品です。たとえ歯科でも例外ではなく、提携しているデンタルローンを申し込む形になります。
となると、事実上、金利や返済回数などを比較検討して選択するという事が出来ません。中には、複数の会社のデンタルローンを取り扱っている医療機関もあるにはありますが、審査の難易度も含め、条件は似たようなものでしょう。ただし、銀行や消費者金融でまとまったお金を借り、それで支払うというのであれば借入先は自由です。自分の条件に合った金融機関や金融会社を利用出来ます。
さらに、治療費そのものは一括で支払う訳ですから、医療費控除の対象となり、税金の還付も受けられる可能性も出て来るのです。まあもっとも、たとえ歯科医院指定のデンタルローンを使っても、契約した信販会社が立て替えるという形で精算は完了しますから、医療費控除の対象にはなります。ただ、どうせローンを組むのなら、少しでも金利が低く、かつ、審査に通りやすいところの方がいいですよねぇ。
まず、金利の面では、実質年率4.5%と、下手な銀行ローンよりはるかに低金利の信販系デンタルローンもあるにはあります。とは言え、審査の難易度は中の上くらい。パートやアルバイトでも申込み出来、専業主婦でも配偶者を保証人に立てる事で利用出来る可能性は低くないとは言われているものの、ホワイトやスーパーホワイトにはいささかハードルが高そうです。
そこで、頭を切り替え、無理にデンタルローンに拘らない事が大事。たとえ金利は少々高めでも、審査難易度低めのネット専業銀行や消費者金融のカードローンを選択するのも賢い手でしょう。もちろん、歯医者さんとしては、どこで借りたお金でも文句はありません。必要な治療費をきちんと全額支払ってもらえばOKです。
スーパーホワイトでもデンタルローンに審査落ちするとブラックになるかも
デンタルローンに申し込みしても審査落ちする理由として、最もオーソドックスなのはやっぱり経済状況でしょう。
たとえ安定した収入があっても、十分とは言えず、返済能力があると確信出来ない。あるいは、すでに住宅ローンや自動車ローンなど、既存の借入があり、これ以上の返済は大変だろうと危惧される。そして何より、過去に金融事故を起こし、まだ数年しかたっていないためにブラックリストに名前が載っているというものです。
なお、医療費は基本的に高額療養費制度の対象となり、歯科治療費も決して例外ではありません。そのお陰で、よく聞く総量規制の対象外となります。つまり、すでに借入があっても合算される事はなく、年収の3分の1までという規制も法律上はない訳です。
とは言え、やはり貸す側としては、返済困難な融資をする訳には行きませんから、収入と返済額とのバランス、さらに、既存の負債とのバランスも考慮せざるを得ないというのが現実です。
しかしながら、これまでただの一度のカードローンやクレジットカードを使った事がなく、携帯電話すら、家族名義のものを持っているというような人でも審査落ちします。なぜなら、個人信用情報機関に情報がないため、真の信用度を測れないからです。でも、中々そこまでは考えが及ばないですよねぇ。
むしろ、これまでカードローンもクレジットカードも作った事がないからこそ、簡単に審査に通るものと思ってしまいます。また、そうしたスーパーホワイトと呼ばれる綺麗な身の上が逆に危ないと聞いてはいても半信半疑。そんな事はないでしょう、自分はきっと大丈夫などと申し込まれる方。さらには、ダメ元で申し込んでみるという人が圧倒的多数ではないかと思われます。
もちろん、実際に申し込んでみなければ審査に通るかどうかは分かりません。申し込みしないと何もはじまらないのですから、取り敢えず歯医者さんおすすめのデンタルローンを申し込んでみる。あるいは、低金利のカードローンを申し込んでみるというのは大切な事です。案ずるより産むが易しで、楽々審査を通過される方も少なくないでしょう。
ただ、申し込んだ以上、その融資を受けるのを前提で手続きするのが重要。速い話、ダメ元で申し込むというのはいけないという事です。さらに、もし審査落ちした場合は、他社の類似商品だの、銀行系カードローンだの、消費者金融のフリーローンだのと、次から次へと手を変え品変え深追いする事も控える必要があります。
というのも、こうしたローン審査やクレジットカードの審査を一度受けると、その履歴が個人信用情報機関に登録されるからです。そう、念願の信用情報が作れるのです。しかも、たとえ審査落ちしても、結果は記載されません。あくまでも審査を受けた事実のみが記録されます。
となると、スーパーホワイトの人にとっては一見、複数のローン審査を受ければ受けるほど事が優位に運びそうなのですが、その情報を見る側としてはどう受け止めるでしょうか? 短期間に何社もの審査を受けているという事は、それだけ審査落ちしているという事で、信用度に問題ありとなるのが一般的でしょう。
また、仮に他社で通っているとすれば、少しでも良い条件で借入れ出来るところを探している事になり、お世辞にも優良な申込者とは言えません。事実、こうして短期間に複数の金融機関や金融会社の融資審査を受け、その履歴を信用情報機関に残している人を「審査ブラック」と呼び、ブラックほどではないものの、多くの銀行やローン会社が敬遠しています。
つまり、下手な鉄砲、数打ちゃ当たるという事はないのです。やはり出来る限り審査に通る確率の高い融資先や商品を吟味し、一発で仕留める心構えで臨む事が大切です。
ホワイトやスーパーホワイトでも審査落ちしにくいデンタルローンってあるの?
確かに、一度審査落ちしたくらいでデンタルローンの利用を諦め、歯は抜けたままなんていうのはいけません。駄目なら駄目で、次なる手を考える事は大事です。
とは言え、次から次へと審査を申し込んでは落ちるというのを繰り返すのは危険。真っ白な身でもブラックになりかねないので要注意です。やはり少しでも審査に通りやすい融資先の融資商品を選び、次こそは決めるのが望ましいでしょう。
しかし、信販会社の出すデンタルローンはどこも、審査の難易度としては大差ないものと見られます。いずれも、ホワイトやスーパーホワイトには厳しい部分は否めません。また、銀行ローンでも、矯正しかでの治療のように医療に纏わる資金を工面するという目的で借り入れする目的型ローンは、審査に時間もかかりますし、難易度お高めです。その代わり、低金利だという訳です。
ですので、無理にデンタルローンだのメディカルローンだのという商品名に拘らず、銀行や消費者金融の出す使途自由なフリーローンを申込み、それを自分で勝手にデンタルローン化して使用するのも利口な策と言えるでしょう。さらに、金額によっては、審査甘めのクレジットカードを作り、そのカードに付帯しているキャッシングサービスを利用する方法も悪くありません。
今はカード払いOKなんていう医療機関も多く、歯科医院でもクレカが使えるところが増えつつあります。ただし、クレジットカードで直接支払いするとショッピング枠が使われるため、医療費でもただのお買い物扱い。特に歯科治療費のような高額な支払になると、枠が不足する可能性があります。たとえ枠内に収まったとしても、限りなく上限に近く、一括払いにしない限り、しばし他のショッピングに使えないという状況が発生するのです。
そう、矯正しかなどの支払をクレジットカードですると、日々の生活に支障を来す事があると言われるのはそのため。実際、光熱費や通信費をカード払いにしている人なら、たちまち影響が出そうです。ですが、同じカードを使っても、金融機関やコンビニの提携ATMから現金を引き出すキャッシングは全く別。ショッピング枠には含まれません。ですので、その後も安心してカード払いが利用出来ます。
実際問題、クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠よりはるかに低めに設定されている事が多く、初めての方なら、10万円から20万円が限度額と言ったところでしょうか。それでも、保険適用外となる金歯の1本くらいなら十分入れられます。なので、必要な金額によっては、これを機にクレジットカードを一枚作るというのもありなのです。
特に楽天カードはホワイトやスーパーホワイトに優しいクレカとして有名です。過去に金融事故を起こした実績を持つ人でも大勢持っていますから、スーパーホワイトなら、ほぼ問題なし。取り敢えずショッピング枠50万円、キャッシング枠20万円あたりで契約成立となるものと思われます。
となると、これまで通り、普段はいつもニコニコ現金払い、カードは使わないという方なら、歯医者さんの支払をクレジットカードでする事も出来る訳です。インプラント治療の目安は30万円から40万円前後、十分足ります。たとえ20万円以内に治まる程度の治療でも、キャッシング枠の分割払やリボ払いより、ショッピング枠の分割払いやリボ払いの方が金利に当たる手数料が安いですから、スーパーホワイトならではのこういう使い方もいいでしょう。
さらに、同じ楽天グループの金融機関、楽天銀行が出すカードローン「楽天銀行スーパーローン」もまた、ホワイトやスーパーホワイトに優しい銀行ローンとして有名です。こちらは実質年率1.9%~14.5%で、スーパーホワイトの場合、恐らく最高の14.5%になるものと思われます。おせじにも低金利とは言えず、最低金利のデンタルローンに比べれば10%以上も高金利です。
とは言え、安定した仕事と収入があれば、雇用形態や勤続年数に強い拘りはありません。月々の返済額が2,000円からと少額で、多くの人に返済能力があると思われるフリーローンです。そのため、社会人1年生の人でも、パートやアルバイトの人でも大勢利用しています。ですので、スーパーホワイトで有職者なら、審査落ちする事はめったにないでしょう。
そしてもう一つ、大手消費者金融のアコムは、他社にはない独自目線で審査をし、融資の可否を決めている事で知られています。もちろん、信用情報も調べるには調べますが、それだけに拘らず、現状をしっかり見極めるところから、ホワイトでもスーパーホワイトでも、今が優良なら大歓迎。特に、初めての借入れは30日間無利息なので、ボーナス前に高額な歯科治療費が必要になった時などは断然おすすめです。どこよりも低金利で利用出来ます。
また、その後の実質年率は3.0%~18.0%となかなかの高金利ですが、まじめに返済する事でコツコツと信用情報を蓄積し、低金利の銀行ローンに借り換えるという作戦もありでしょう。借入先が消費者金融であれば、大手銀行のおまとめローンが活用出来ます。
ですので、金利も大切ですが、まずは審査に通りそうなところを選ぶ事が大事。一先ず初めての借入に成功すれば、次に少しでも金利を下げ、月々の返済を楽にする方法を考えればいいのです。