主婦だと審査に通らない、デンタルローンを組んで歯列矯正やインプラントを受けられないってほんと?


自由診療で高額な治療費を必要とする歯列矯正やインプラント。ですが、今のご時世、歯医者さんに言われるがママ、何十万、何百万の費用を一括で支払えない人も大勢います。特に主婦になると、正直、とてもじゃないけどという方は少なくない事でしょう。

という事で、そうした高価な歯科治療を受ける人が減っているのかと思いきや、決してそうではありません。むしろ、100万円以上かかるような矯正しかや審美歯科でも、積極的に治療を受ける若いOLやサラリーマンが増えていると言います。なぜなら、『デンタルローン』や『デンタルクレジット』と呼ばれるような歯科治療費専用のローン商品が普及して来たからです。

このローンを利用すれば、たとえ100万円ほどかかる矯正治療でも、最長10年掛かりで支払いする事が出来ます。月々の返済額は、金利や返済回数によって異なりますが、気長にコツコツ無理なく支払えばOK。たとえば実質年率4.5%という大手信販会社のデンタルローンの場合、84回払いにすると1万4,000円弱です。このくらいなら、家計をやりくりすれば何とか捻出出来るという方も多い事でしょう。

仮に一括で支払い出来るだけの蓄えがあったとしても、貯蓄はあくまでも子どものためやいざという時のためのもの。ここはローンを組んで用立てる方が利口かも知れません。確かに、お金を借りる事イコール借金となり、当然、借りたお金は返さなければなりませんから、不安や抵抗感の否めない人も多いかとは思います。しかしながら、消費者金融のようなカードローン会社への借金返済という訳ではありませんから、後ろめたさを感じる必要などないのです。

ただ、その一方で、主婦の場合、デンタルローンには申し込み出来ないとか、審査に通らないという噂があります。厳密に言えば、申込みそのものは個人の勝手であって、誰でもが出来るのですが、結局は審査に通らない事が目に見えているのだから、わざわざ申込手続きをするだけ無駄という事なのでしょう。そこで、お申し込みいただける人、あるいは、ご利用いただける人の条件として、年齢制限とともに、「専業主婦は不可」となっているところもあります。

ですが、全ての銀行やローン会社が共通して出している条件は、安定した収入のある事で、雇用形態は問いません。パート・アルバイトでもOKというところが圧倒的多数です。となると、少なくとも、パートをしている主婦は申込可能になります。

また、保証人を立てればOKとか、親や夫など、収入のある人と契約する事で融資を実行すると言う金融機関もあります。ですので、専業主婦でも100%デンタルローンが利用出来ないという訳ではないのです。まずは、それぞれの金融機関や信販会社、カード会社やローン会社の条件をチェックする事が大事。きっとどこかに、私にピッタリのデンタルローンが見付かるはずです。

主婦が銀行やローン会社のデンタルローンの審査に通りにくいのはなぜ?


専業主婦がデンタルローンを申し込めない、あるいは、審査に通らないと言われる最大の理由は至って簡単。収入がないからです。そのため、パートをしていれば、それだけで取り敢えず申込可能となります。

さらに、会社員や公務員で、夫の扶養家族になっていないような既婚女性なら、一段と優位になるでしょう。自分の自由になるお金が多いですから、それだけローン返済も容易と見なされる訳です。そこで、近い将来、長期休職や退職を予定しておられる方などは、まさに今がチャンス。特に歯列矯正のように多額の費用のかかる歯の治療はデンタルローンを組んで受けておかれる事をお勧めします。

こうしたローン審査というのは実に面白く、契約さえ成立してしまえば、その直後に失業しても全く問題なし。その後も滞りなく返済さえしていれば、契約不履行となる心配はありません。また、退職金で一括返済したり、残高の一部を繰り上げ返済するという手もあります。繰り上げ返済し、残高が急激に減る事により、そこに掛かる金利も減りますから、間違いなくお得になるのです。

ただし、デンタルローンの審査を通過するには、収入の有無だけではなく、信用情報も重要で、個人信用情報機関に過去の金融トラブルの情報が登録されていれば、その時点でアウト。たとえ旦那様より高額所得者の奥様でも審査落ちするでしょう。さらに、信用情報機関に情報が登録されていなければ、信用度を測ることが出来ませんから、一段と難しくなります。

とは言え、今のご時世、働く女性はもちろんの事、専業主婦でもクレジットカードの一枚くらいはお持ちです。さらに、スマートフォンやタブレット端末を分割払いで購入しておられる方は多いですから、信用情報が取得出来ないために審査が難航するとか、融資が見送られるという人は、それほど多くないものと見られます。故に、過去に延滞などのちょっとしたトラブルを引き起こした人は少なくなく、それが審査落ちの要因となる事は十分ありそうです。

ちなみに、個人信用情報機関に事故情報が登録されるのは、信販会社やカード会社のスタンスと問題の内容によって差がありますが、たまたま一度クレジットカードの引き落としが出来なかったというくらいなら、半年から1年で抹消されるでしょう。仮に長期延滞や自己破産の経験があっても、5年から10年程度で時効となります。また、不安な方は、信用情報機関に自分の信用情報を開示してもらい、事前にチェックする事が可能ですので、この点はあらかじめ察しが付くかも知れません。

ただし、収入に個人信用情報というのは、デンタルローンに限った事ではなく、銀行カードローンや消費者金融のカードローンでも100%重要視される部分です。矯正のような高額な歯の治療費だからとか、主婦だからという理由で問題視され、審査落ちする要因になる訳ではありません。逆に、デンタルローンのような貸したお金の使い道が定まっている目的ローンは、僅かながらではありますが、使途自由なフリーローンに比べて審査が柔軟で、主婦でも利用出来る可能性の高いローンなのです。

金融機関と金融会社、どちらのデンタルローンの審査が主婦には優位?

デンタルローンは元々、ごくごく一部の信販会社が出していた地味な医療ローンの一つでした。しかしながら、自分への投資として美容や健康にお金をかける人が増えた昨今、銀行や信用金庫などの金融機関も、目的を定めて貸し付ける目的別ローンの一種として取り扱うようになりました。となると、当然、民間の信販会社やローン会社に比べ、銀行の方が低金利だと思われるでしょう?

ところが、必ずしもそうとは限っていないのです。それどころか、民間の金融会社の方が安心の固定金利。先のように、大手信販会社「ジャックス」が出している『デントキュア』は実質年率4.5%ですし、イオンプロダクトファイナンスのデンタルローンは実質年率3.9%です。

それに対し、同じグループの中でも、イオン銀行になると、実質年率3.8%から8.8%。確かに、最低金利が適用されればお得ですが、最高金利での融資となると、倍くらいの利息を支払わなければなりません。その点、イオンプロダクトファイナンスやジャックスの方は、誰が申込しても5%を大きく下回る低金利で利用出来るのです。しかも、限度額も最高500万円までと、都市銀行に決して引けを取らない設定となっています。

ただ、ジャックスにしてもイオンプロダクトにしても、自社が提携している歯科医院でなければ利用出来ないというデメリットがあります。特に近くに提携歯科や科名医院がなければ、それだけで利用困難となってしまう訳です。

さらに、信販会社やローン会社、クレジットカード会社には、消費者金融と同じ総量規制が適用されます。そのため、専業主婦はもちろん、パート収入がある主婦でも、限度額の面で厳しくなるでしょう。

この総量規制というのは、年収の3分の1以上の融資をしてはいけないという法律で、その目安となる年収がなければ話になりません。そこで、専業主婦は自ずと利用不可となってしまうのです。また、年収が100万円前後のパート主婦でも、借り入れ出来るのは30万から40万程度。インプラント治療の費用なら賄えるかも知れませんが、歯列矯正費用となると話にならない金額です。

実際問題、市価治療費は医療費控除の対象にもなる医療費で、それを用立てるデンタルローンは医療ローンの一種となります。そこで、総量規制の対象外となるのですが、やはりそこは返済能力を十分考慮して融資する必要がありますから、規制の有無に関わらず、無収入では貸せない。収入があっても、年収の3分の1を限度とするのが暗黙のうちのルールとなっています。

一方、銀行や信用金庫のような金融機関では、まず、治療を受ける歯科医院を定めていないところが圧倒的多数。全国津々浦々、どこの歯医者さんでも、治療計画と治療費が明記されている見積書さえもらえれば融資対象となります。

そして何より、ローンの種類に関わらず、全て総量規制の対象外です。そこで、スルガ銀行カードローンのような使途自由なフリーローンのローンカードをお持ちの主婦も多い訳ですが、ここでも問題となるのが限度額。確かに、専業主婦でも利用出来るのは出来ますが、その上限を30万と定めているところが多く、パートを持つ主婦が民間の金融会社で借り入れするのと大差がないのです。

また、パートをしている主婦でも、50万円が限度とされるケースが多く、信販会社やローン会社よりは条件はいいものの、歯科矯正の費用としては十分とは言えないでしょう。という事で、金融機関にしても、金融会社にしても、主婦にはどちらの審査が優位かという以前に、限度額という関門をどうやってクリアするかを考える必要がある訳です。

主婦が限度額50万円以上のデンタルローンの審査に通過するには?


主婦が50万円を超える歯科矯正の費用を賄えるだけのデンタルローンを組みたいと思えば、やはり正直に家族に相談するのが大事。親や夫に契約してもらったり、保証人になってもらう事で高額な矯正治療も難なく受けられます。現実問題として、収入のない専業主婦にとっては、これが一番というより、これしか打つ手がないのです。

そこで、多くの金融機関や金融会社では、収入のない配偶者や子供、あるいは、年金受給者で申込み不可となる高齢者のために、所得のある家族が契約者となってデンタルローンを組む事を認めています。

この場合、提示する診断書や見積書の患者名は、実際に治療を受ける妻や子、父親・母親となりますが、お金を借りるのは契約者となる親族です。そこで、専業主婦の場合、夫が申し込みし、借り入れする形になる訳です。当然、限度額は、夫の収入の3分の1を目安に設定されます。

一方、パートを持っている主婦の場合はと言うと、自分自身の名義で契約しても、保証人を立てる事で限度額が引き上げられる信販会社やローン会社は少なくありません。加えて、「配偶者貸付」と呼ばれる融資システムを導入している金融会社では、保証人なしでも十分な費用を調達出来る可能性大です。

この配偶者貸付というのは、夫婦の年収を合算した金額の3分の1を目安に限度額を設定するもので、夫と妻、どちらが契約者でも同等の条件となります。たとえば、夫の年間所得が500万円で、妻の年間所得が100万円というご夫婦なら、どちらが申し込んでも最高200万円までの融資を受けられる可能性があるという訳です。

しかし、銀行では、すでに住宅ローンや自動車ローンを組んでいると金利優遇される事も多いですから、その見込みがある場合は、やはりご主人に契約してもらう方が利口でしょう。毎月まじめに返済していれば信用もあり、審査も簡易です。

なお、余談ですが、たとえ夫婦どちらの名義でデンタルローンを契約しても、生計を位置にする家族である以上、ご主人が確定申告する事で医療費控除を受け、税金の還付が受けられます。ただ、奥様が納税者である場合は、すでに差し引かれている所得税と支払った医療費の金額により、時に自分が確定申告する方がお得になる事もあるので、この点も十分調べる事が大切です。

どうしても夫に内緒で主婦がデンタルローンの審査に通りたいと思ったら?


主婦が高額な治療費を要する歯列矯正のような歯科治療を受けるには、やはり夫婦で相談し、デンタルローンを組むのが一番利口です。お互いが納得してローン契約し、治療を受けるのであれば、節約にも積極的に協力してもらえますし、通院も返済も心身ともに楽になるというものでしょう。

しかしながら、どうしても旦那に内緒でデンタルローンを組んで矯正したいとおっしゃる奥様も少なくありません。その場合、さて、どうすればいいのか? 正直、実に難問です。やはり、まずは自分名義で契約出来る銀行のカードローンを検討するよりないでしょう。

たとえば、スルガ銀行のカードローンなら、収入証明書不要で50万円まで借り入れ出来ます。前述の通り、銀行などの金融機関のローンは全て総量規制の対象外ではありますが、そこはやっぱり石橋をたたいて渡りたいところ。信販会社やローン会社と同様、都市銀行を中心に、専業主婦は申し込み不可としているところが多いのです。

実際、スルガ銀行でも、正規のデンタルローンのような目的を定めた目的型ローンになると、低金利になる分、審査は厳しく、ハードルが高まります。主婦だからだめとは言いませんが、審査に通りにくい部分は否めません。

ですが、フリーローンの『リザーブドプラン』だけは専業主婦でも大歓迎。しかも、融資限度額も50万円と、どこよりも高額です。夫の収入証明書の提出や会社への在籍確認もなし。借りたお金は専用のカードを使ってコンビニATMから引き出す形で、返済も同様ですから、口座のお金が動く心配もご無用です。おまけに、住宅ローンに付帯している団体の生命保険まで付いていて、自分に万一の事があっても旦那に迷惑をかける事はありません。

ただし、金利は最高の14.9%が適用される確率が高く、月々の返済額も1万5,000円以上と、少々ヘビーです。そして何より、50万円では十分な歯列矯正費用にはならないという最大の問題があります。

となると、思いつくのが先の配偶者貸付。これなら夫婦の所得を合算して計算してくれる訳ですから、たとえ自分は収入0円でも、夫が年収500万なら、その3分の1で150万程度の融資は十分受けられそうです。これだけあれば、歯並びを矯正し、ホワイトニングまで付けた審美歯科でも全額賄えるでしょう。しかも、自分名義で契約出来ますから、旦那の源泉徴収票さえ手元にあれば、内緒でローンを組む事が出来そうな気もします。

事実、配偶者貸付に必要な書類は、源泉徴収票や納税証明書など、配偶者の所得証明書と夫婦関係を証明出来る住民票や戸籍抄本、それに、配偶者の同意書で、全てこっそり揃える事は、そう難しくないのかも知れません。契約さえ成立させられれば、あとは専用のカードでお金の出し入れが出来ますから、容易に気付かれる事はなさそうです。

しかし、申込書には旦那様の勤務先を明記する必要があり、必ずその会社に在籍確認の電話が入ります。おまけに、ここで同意も取られるので、バレるのは時間の問題でしょう。加えて、無断で同意書を作成する事は私文書偽造の犯罪になります。

さらに、仮に配偶者貸付を申し込んでも、契約者が専業主婦である以上、限度額は50万円が限界。しかも、専業主婦にこのシステムの利用を認めている金融会社は中堅クラスの消費者金融ばかりで、はっきり言って超高金利です。実質年率18%は下がらないと思っておく必要があります。そんなこんなを考えると、やはり正直に打ち明け、夫婦で話し合った上で気持ちよくお金を借り、気持ちよく治療をするのが身のためというものなのです。