コンプレックスはデンタルローンを使って学生のうちに解消しよう


“赤子のうちは七国七里の者に似る”などと言われ、赤ちゃんのころはまだ、父親似なのか、母親似なのかすら定かではありません。しかし、段々大きくなるに連れ、将来像が見えて来ます。そして、中学生くらいになり、徐々に大人の顔や体型が作られて来ると、長所や短所が明らかになる訳です。

さらに、時を同じくして大人の歯並びも形成されて行きます。しかし、困った事に、歯は手足のように真っ直ぐに伸びてくれるとは限っていません。あっちを向いたり、こっちを向いたりで、出しゃばりの歯もあれば、引っ込み思案の歯もあります。結果、出っ歯やすきっ歯、捻れ歯、八重歯が形成され、それもまた短所の一つになる事でしょう。

当然、長所は自慢の種ですから、多ければ多いほど嬉しいものです。けれど、短所は極力減らしたい。特に顔の短所は、時にチャームポイントにもなりますが、コンプレックスになる事も多々あります。歯もそんな大切な顔の一部という事で、気にしている人は多いのではないでしょうか?

だったら、学生のうちにきちんと対処し、改善しておく事が大事です。必ず近い将来、大いに役に立つはずです。何しろ、高校や大学の入試とは異なり、就活や婚活では面接時の印象が最優先されます。やはりハキハキと会話の出来る人、綺麗に笑える人は断然優位です。

ところが、歯並びが悪いと、その価値が大きく下がってしまいます。また、自身でコンプレックスに感じていると、会話や笑顔自体が消極的になってしまい、思わしい成果が出せなくなってしまうでしょう。

でも、大丈夫。歯並びの悪さは歯科矯正で改善出来ます。たしかに、歯の矯正はかなりの時間とお金がかかりますが、時間については学生だからこその余裕があります。お金についても、今は歯科治療費ローンというのがありますし、分割で支払い出来る歯科医院もあって、それほど心配する必要はないのです。

ちなみに、歯科治療費ローンというのは、信販会社やローン会社の出す『デンタルローン』や『デンタルクレジット』の事。その名の通り、歯科治療費を貸してくれるローン商品です。銀行や信用金庫等の金融機関でも、目的ローンの一つとして取り扱っています。

金利や融資上限額、返済期間については、金融会社や金融機関によって異なりますが、銀行カードローンや消費者金融のフリーローンに比べれば低金利。限度額も歯列矯正やインプラント治療の費用が十分まかなえるだけの金額設定となっています。返済期間は短いものでも5年60回払い。長いものになると10年120回払いです。

と、なかなかの好条件ですが、何せローンですので、審査もありますし、全ての人が利用出来る訳ではありません。特に学生の場合はいろいろ条件もあって難しいところです。また、ローンを組む事は借金する事であり、返済の義務も生じます。

ただ、学生である事だけを理由に審査に落ちる事はなく、利用出来る人は利用出来ます。そこで今回は、比較的デンタルローンや歯科医院での分割払いを利用しやすい人はどんな人か? 学生が、その比較的利用しやすい人になるにはどうすればいいかを考えて行きましょう。

デンタルローンに申し込み出来る学生と申し込み出来ない学生


歯の治療費に特化した『デンタルローン』は、一部の金融会社や金融機関で出されていた医療ローンから派生した目的型ローンの一つです。医療ローンというのは、保険の利かない抗がん剤治療などの費用を借りいれする契約で、“メディカルローン”と呼ばれる事もあります。金利が高く、審査が超厳しい事で有名なローン商品です。

と、こんな話を聞くと、なんだかめちゃくちゃハードルが高そうなイメージを持たれるかも知れませんが、実は決してそうではないんですよね。そもそも歯の治療費は元々医療費であって、医療費控除の対象にもなっています。そして、デンタルローンは、そんな歯科治療の中でも、保険の利かない歯列矯正やインプラントの費用をまかなうためのローン。まさしく自由診療の先進医療を受けるためのローンと同じスタンスを持つ融資で、自動的に医療ローンの一種になってしまうだけの話なのです。

ですが、ガンの治療と歯の治療とでは患者のリスクが全く異なります。そこで、明らかにリスクの低いデンタルローンは、通常のメディカルローンより低金利。医療ローン自体は取り扱っていなくても、デンタルローンならあるというところもありますし、審査も多少緩和される事が珍しくありません。

さらに、申し込み基準自体は実にシンプルで、年齢と収入の有無しか問われませんから、多くの学生が資格を持っているものと思われます。という事は、これを利用すれば、貯金がなくても歯科矯正が受けられるのです。親に負担をかける事も回避出来ます。

ただし、たった2つの条件のうちの1つである年齢制限がくせ者で、一部のカード会社を除いては、ほぼ全てが満20歳以上となっています。という事で、短大生や専門学校生の中には、申込み不可という人も少なくないでしょう。もちろん、大学生でも未成年者はNG。これは恐らく、満18歳をもって成人とするという新たな法律が施行される2022年以降でも、そう簡単に変更されないものと思われます。

さらに、収入についても継続的にある事が必須です。つまり、期間限定や季節限定のアルバイトでいくら沢山稼ぎまくっていても、申込基準を満たしていないという事です。逆に言えば、それほど高額ではなくても、毎月一定以上の時間働き、一定以上のバイト代を得ている人なら申し込めます。

という事で、整理すると、満20歳以上で継続的な年収のある人なら、学生でも申し込み出来る訳です。ただ、それ以外の人は学生であってもなくても関係なく、申込出来ません。とは言え、満20歳以上で月々ある程度のバイト代を稼いでいる学生なんて、わんさかいます。そう、デンタルローンは学生にとって、特別ハードルの高い金融商品ではないのです。

事実、信販会社やローン会社、カード会社には、学生でもOKと明記しているところがいくつもあります。また、実際に自分の名義でデンタルローンを組み、矯正治療を受けながらアルバイトもして、返済している学生だって大勢いるのです。彼らに出来て自分に出来ないはずがない。是非とも前向きに検討してみるべきでしょう。

学生がデンタルローンの審査に通るコツ1,信用情報を作り、審査基準を満たす


デンタルローンは特別ハードルの高い金融商品ではなく、学生でも多くの人が申し込み可能です。ただし、申込基準と審査基準は異なります。そのため、いくら申込基準を満たしていても、審査基準を満たしていなければ契約する事は出来ません。という事で、実際にデンタルローンを使って歯の矯正が可能かどうかは、この審査基準を満たしているかどうかで決まるのです。

そして、審査基準を満たしているかどうかを決める要素もまた、たった2つ。収入と個人信用情報があるかないかです。当然ですが、収入も信用情報も必須です。どちらか一方が不足していては審査に通りません。ところが学生の場合、携帯電話やクレジットカードを持っていても親の名義とか、親の口座から引き落としになっているケースが多く、収入があっても個人情報の審査面で不利になってしまうのです。

個人信用情報とは、クレジットカードを作ったり、携帯電話を分割で購入すると専門機関に登録される情報で、以後、それらの支払い状況が更新されて行きます。もちろん、消費者金融や銀行系カードローンによる借入れ、言えや車のローン等々を組んだ際にも登録され、きちんと支払っていなければ、その事が記録される訳です。そうなると、信用情報に問題ありという事で審査落ちする訳ですが、それ以前に、自分自身に借金返済の義務がなければ、情報機関に登録すらされていません。それでは審査のしようがないのです。

そこで、矯正費用をデンタルローンで考えるのであれば、事前に自分名義のクレジットカードを一枚でも作っておく事が大切です。特にジャックスやセディナなど、デンタルローンを出しているカード会社のカードを作る事で、俄然、優位になります。しかも、気楽な稼業と言われる学生業ですが、実は最もクレジットカードの審査に通りやすい職業で、初めてならほぼ100%パスする事になっているのです。後は月の支払いさえきちんとしていれば信用情報は問題なしとなるでしょう。

ただし、カードの支払いを一度でも延滞すれば逆効果です。そこで、すでにクレジットカードを使っている人は要注意。もしかしたら、足を引っ張るかも知れません。まあもっとも、カードの引き落としが出来なかったなんていうのは、誰にでもある経験で、単発的なものなら致命傷になる事はありません。半年から1年で時効となり、抹消されます。

けれど、たまたままだ、その履歴が残っているうちにデンタルローンの申込をし、審査されてしまうとNGになってしまうのです。ですので、気になる場合は事前にCICなど、指定信用情報機関に情報開示を請求し、調べておかれる事をおすすめします。実際問題として、調べたところで、いつになればクリアされるのかまでは分かりませんが、少なくとも、今は時期尚早である事が明らかになるでしょう。その場合、矯正歯科に相談し、少し先送りする事でデンタルローンを利用出来る確率が上がります。

信用情報の開示請求は簡単。パソコンやスマホで申し込み出来ます。詳しくは下記をご参照下さい。
情報開示手続き等のご案内:日本信用情報機構(JICC)指定信用情報機関
https://www.jicc.co.jp/kaiji/

学生がデンタルローンの審査に通るコツ2,治療費を極力抑える


前述の通り、学生は最もクレジットカードの審査に通りやすい職業です。しかし、デンタルローンになるとそうは行きません。やはり収入面で大きなハンディキャップがある事は否めないでしょう。というのも、学生がローンを組んでまでも受けたい歯科治療となれば、ダントツで矯正がナンバーワン。年齢的に考えても、高級入れ歯やインプラント治療というのは極めて少ないものと思われます。

ところが、歯科矯正治療というのは、最も高価な歯科医療なのです。そのため、融資希望額は中途半端ではありません。時に100万円を超える事もあり、サラリーマンやOLでも一筋縄ではいかない金額です。

確かに、お金を借りる側としては重要なのは返済額。月々いくらまでなら払えるという感覚で計算します。たとえば、ジャックスの出すデンタルローン『デントキュア』なら実質年率4.5%ですから、7年84回払いで100万円借りると、月々の支払い額は1万3,900円です。これなら、週末だけのバイトで月収4万円くらいの人でも十分払えます。恐らく、自分では無理のない金額だと思われる事でしょう。

けれど、この計画ではほぼ100%審査落ちします。なぜなら、お金を貸す側は、月収と月々の返済額ではなく、融資額と年収のバランスから返済の可否を判断するからです。しかも、そのバランスは、年収が有し希望額を相当上回っていて初めて釣り合いが取れるというもの。そのため、年収が希望額を大幅に下回る申込は、間違いなくNGとなるのです。仮に年収がギリギリ希望額を上回っていたとしても、審査落ちする可能性が高いものと思われます。

ならば、100万円の矯正費用を借入するためには、いくらくらいの年収があれば楽勝なのかというと、ズバリ300万。概ね3倍です。デンタルローンのような金融商品は、信販会社やローン会社であっても総量規制の対象にはなりませんが、やはり年収の3分の1が限度額の目安で、それ以上は難しいと思っておいた方が無難でしょう。

しかし、学生で年収300万という人は極めて少なく、扶養家族として確定申告も無用という人は皆、年収103万円以内です。そうなると、100万円の融資は受けられません。単純に考えると、30万から40万が限度となります。事実、クレジットカードやカードローンでも、その利用限度額は10万から30万の範囲で、いきなり50万なんていう人は皆無なのです。

ただ、歯科矯正においては、30万や40万で受けられる治療など限られています。部分矯正ならともかく、全体矯正となると、まず不可能です。そこで、ある程度は柔軟な審査がされる訳ですが、それでも、必要以上の高額融資はお互いリスクを高めるだけという事で、審査落ちとなります。

そこで、審査に通るためには、極力治療費を抑え、融資希望額を下げる必要があります。たとえば、人目につきにくい裏側矯正や装置の煩わしさのないマウスピース矯正は快適ですが、高価です。その点、昔ながらの金属ブラケットを使った表側矯正はリーズナブルで、その価格差は2割から3割あると言われています。つまり、裏側矯正で100万円かかる治療も、表側矯正にする事で70万円程度に抑えられるのです。

こうなると、俄然、審査は容易になります。流石に年収50万円では厳しいですが、年収が80万から100万あれば通る可能性は低くないでしょう。さらに、収入のある親や兄弟が連帯保証人になる事でOKになる事も大いにあります。という事で、高望みせず、最初から身の丈に応じた方法を歯科医と相談する事が大事なのです。

学生のデンタルローン、親の名義か自分の名義か、どっちが優位?


学生でも審査基準さえ満たしていれば、デンタルローンを利用して歯の矯正をする事は十分可能です。しかも、満20歳以上で、安定したアルバイトと収入があれば審査基準を満たしていると見なされます。とは言え、やはり学生は学生。それこそ気楽な稼業という事で、必要以上に敬遠されたり、警戒される事があるのもまた事実です。

実際、学生でもOKとしているのは、大半が信販会社やローン会社、クレジットカード会社のような民間の金融会社で、銀行はかなり消極的。親の名義で契約する事を推奨しています。また、信販会社やローン会社でも、代理契約可能というところが大半です。

確かに、満20歳未満の場合は親に契約してもらわなければなりません。また、20歳以上でも、自分自身に一定額以上の安定した収入がなければ、そうするよりないでしょう。実際には、自分がアルバイトして返済するとしてもです。

でも、やっぱり出来れば自分の名義で借入れし、自分の力で返して行きたい。そう思われる方は多いだろうと思います。さらに、ここだけの話ですが、親の方が危ないかも・・・という方も少なからずいらっしゃるはず。

事実、高校生や大学生の子供を持つ親は最も経済的に苦しいと言われています。住宅ローンがあり、自動車ローンがあり、子供の学費があり、携帯電話の払いもあるとなると、新規で高額のローンを契約するのは難しいかも知れません。ただ、こうした債務があっても、連帯保証人にはなれます。むしろ、持ち家があると保証人としての価値が高まりますので、あくまでも契約者は自分、親が保証人という形の契約が可能なら、それが理想でしょう。

ただし、一つ気を付けなければならないのは、そういう形態のデンタルローンが組めるのは前述の通り、信販会社やローン会社など、民間の金融会社です。そして、そうした民間の金融会社が出すデンタルローンは、予め自社と提携している医療機関でしか使えません。つまり、治療を受ける矯正歯科がどこの金融会社とも契約していなければ、治療機関を問わない銀行のデンタルローンを利用するしかないという事です。

しかし、銀行ローンになると学生が自分自身で融資を受けるのは難しく、親の名義で契約しなければならなくなってしまいます。当然、親がすでに多額の負債を抱えていればNGとなる可能性もある訳です。

という事で、学生がデンタルローンを組んで歯の矯正をする場合、どこで、どのような治療を受けるかが重要になります。上手に医療機関を選び、身の丈に応じた治療法を選択する事でデンタルローンを利用しやすい人になれるのです。