デンタルローンを使って歯科矯正したいんだけど、審査に落ちたらと思って


昨夜、久しぶりに会った学生時代の友人から、婚約者が歯列矯正する事にしたと聞きました。ちなみに、その彼女のお姉さんが身重のため、2人の挙式は親兄弟が一段落する来年の秋を予定しているのだとか…。

という事は、今から1年以上ありますから、歯科矯正を決断するには絶好の時期と言えるでしょう。完全に治療が終わっていなくても、かなり良好な状態で式に臨めるものと思われます。

実際、純白のドレスには綺麗な白い歯の笑顔が最も似合います。そこで、結婚式を目前に歯並びを整える「ブライダル矯正」は、今ちょっとしたブーム。一生に一度の晴れの日に向けて肌だけでなく、歯まで万全の体制を整えたいという訳です。

加えてもう一つ、女性は結婚を機に寿退社をする人も多いですし、最初は共稼ぎでも、子供が出来れば産休を取ったり、仕事を辞めざるを得なくなります。当然、自分の自由に使えるお金が激減する事になるでしょう。ならば、今のうちにインプラントや矯正など、保険の利かない高価な歯科治療を受けておこうという利口な人も増えているのです。

しかも、まとまった費用が準備出来なくても大丈夫。銀行や信販会社の出す歯科治療費専用のローン商品「デンタルローン」を利用すれば、いつからだって治療を開始出来ます。ローンを組む事はお金を借りる事。お金を借りる事は借金を背負う事という事で、結婚前から婚約者に消費者金融や銀行カードローンなどの負債があるというのは正直、気持ちのいいものではないかも知れません。どうやら友人も、本音を言えばそのようです。

しかしながら、デンタルローンは歯の治療費という立派な目的を持って借り入れするもの。娯楽や買い物のために消費者金融からお金を借りたり、銀行系カードローンを申し込むのとは価値が違います。事実、銀行ローンの場合、住宅ローンなどと同じ目的ローンに位置づけられ、使途自由なフリーローンより金利も低めに設定されている商品です。

さらに、実は彼女の考え方は実に懸命で、デンタルローンを組んで矯正治療やインプラント治療を受ける場合、独身時代の方が断然優位になります。というより、専業主婦では利用限度額も、ローン審査に通る確率も極端に下がりますから、取り敢えず会社に勤めていて、安定した収入のあるうちに行動に移す事は大切です。

確かに、今は専業主婦でもこうしたショッピングローンやカードローンの申し込みそのものは可能になって来ています。そして、審査に通る可能性も決して低くないものと思われますが、融資額が極端に低い。平均30万円という事で、インプラントならまだしも、矯正費用分をまかなうことなどとても無理です。十分な破裂矯正費用を借りるためには、配偶者が代理人契約をする形になります。

ところが、20代・30代の男性の場合、年収はそれなりにあっても、自動車ローンや住宅ローンを抱えていると結構余裕のない人も少なくありません。その上、新たにデンタルローンを組むとなると、既存の借り入れの返済も厳しくなる可能性を秘めています。そう、必ずしも審査に通るとは限っていないのです。さらに、借家住まいの人なら、今妻のためにデンタルローンを組む事で将来、住宅ローン審査に影響を与える可能性もあり得ます。

また、本人がパートをしていれば、自分名義のローンが組めますが、年収100万円そこそこでは、やはり融資額は50万が限度。それ以上を希望する場合には、配偶者が保証人になる事を求められます。加えて、新しい職場の場合、勤続年数という問題も出て来るでしょう。

その点、会社勤めをしている20代女性の平均年収250万円から270万円なら、限度額の問題はほぼクリア出来ます。30歳を超えると年収の平均も300万円を超えるという事で、100万円前後の矯正費用なら楽勝です。また、学校を卒業してからずっと同じ職場にいる人なら、勤続年数も十分だと言えます。

という事で、友人の恋人がデンタルローンを使って歯列矯正するのは、大正解なので大賛成。個人的には、審査に通る可能性も高いように思います。ところが、本人は落ちるかもしれないし、落ちたらどうしようと、とても不安がっているのだとか。そこで、彼女がデンタルローンの審査に通る可能性と、万一の時の代替策を考えてみる事にしました。

信販会社やローン会社のデンタルローンなら大丈夫なのでは


デンタルローンを使って矯正歯科に通う事にした友人の婚約者。でも、ローン審査に通るかどうか、とても不安がっているのだそうです。確かに、銀行のカードローンやクレジットカードなどでも、いざ申し込みはしたものの、審査結果を待つ間はとても心配ですよねぇ。もし落ちたらどうしようなんて、どんなに自信があっても、多少なりともドキドキするものです。

ちなみに、彼女が選んだのは某大手信販会社の出すデンタルローン。実質年率4.5%という人気の商品です。たまたま、受診した歯科医院が提携しているローン会社のローン商品だった事が最大の理由だそうですが、これは金利の面でも審査の面でもかなり賢い選択だったと思われます。

我々一般人は、ローンと言えばどうしても銀行というイメージが強いですが、それはやはり住宅ローンという最大の目的別ローンを取り扱っているからに他ならないでしょう。しかしながら、車や電化製品など、いわゆるショッピングローンと呼ばれる金融商品については、多くの信販会社やローン会社、カード会社が取り扱っています。しかも、金利の面でも銀行より断然お得だったりもするのです。

事実、以前はスルガ銀行のデンタルローンが金利の面でも審査の面でも優良な商品として支持されていましたが、2018年に取り扱い休止。未だ再開の目処が立っていないため、金融機関の出すデンタルローンの平均金利は5%を大きく上回っています。それに対し、民間の金融会社の出すデンタルローンの中には、年利3.9%という商品もあるではありませんか。

しかも、金融機関とは異なり、こうした金融会社は車や電化製品を販売している小売店と契約し、そこを介して受け付けているため、審査が柔軟になる傾向がないとは言い切れません。やはり互いにビジネスという事で、物を売りたいお店にお金を貸したい金融会社。そこにやって来た物を買いたい、物を買うためにお金を借りたいお客さん。間違いなく3者の利害は一致している訳です。出来ればみんな、このチャンスを逃したくはありませんから、精一杯前向きに検討します。

そして、信販会社やローン会社の出すデンタルローンは、こうしたショッピングローンの一種です。直接金融会社の窓口に申し込みするのではなく、歯医者さんで手続きします。

もちろん、その歯科医院も患者さんも大切なお客様。出来る限り善処してくれるものと思われます。また、歯科の方も思い切りプッシュしてくれるという事で、さほど心配しなくても大丈夫なのではないでしょうか。

収入と信用情報さえしっかりしていれば大丈夫なのでは


前述の通り、目的型ローンのデンタルローンと、使途自由なフリーローンとでは位置付けが異なるため、様々な条件が異なります。

たとえばデンタルローンの場合、申込みにあたっては、インプラント費用や矯正費用として利用する事を証明するための見積書が必要ですし、自分で歯科医院に支払いした場合は、その領収書を提出する必要があります。使途自由のフリーローンには、こうした書類は一切不要な訳です。

しかしながら、大金を借りるという点では、フリーローンも目的ローンも同様。さらに、銀行や信販会社、ローン会社やカード会社でも、カードローン消費者金融でも全く同じです。従って、一般的なカードローン審査と審査基準も同じなら、審査ポイントも同じという事になります。とにかく定職を持っていて、一定額以上の安定した収入があって、事故情報がない事。これが絶対条件だと言えるでしょう。

まず、収入についてですが、こちらは多ければ大いに超したことはありませんが、少ないから必ずしも駄目という訳ではありません。まずはいくらくらい借入したいのか? それによって必要な所得が決まります。概ね、融資希望額の3倍の年収があれば、銀行でもローン会社や信販会社でも問題ないでしょう。

ただし、歯の矯正はれっきとした医療行為ですから、矯正費用は医療費。医療費控除の対象にもなっています。そのため、車を買うとか、家電を買うというのとは違い、かなりの高確率で柔軟な対応が期待出来るのが大きな特徴です。よって、年収250万から270万でも、100万円前後の歯科矯正費用は十分借入れ出来る金額なのです。

次にチェックされるのが信用情報。中でも特に事故情報が真っ先に注目されます。事故情報とは、過去にクレジットカードの支払いやカードローン、あるいはショッピングローンの返済などで不義理をした事があるかないかというものです。もし、延滞や負債があれば事故情報として信用情報機関に登録され、要注意人物となっています。

また、既存の借入残高や支払残高が多ければ、借金苦に陥る可能性あり。特に信販会社やローン会社は、総量規制の観点から、こうした負債総額も含めて年収の3分の1以内に収まるような貸し付けを心がけています。そのため、まじめに返済していても審査落ちに繋がるという事です。

ちなみに、今回デンタルローンを申し込んだ友人の婚約者は、今年28歳になるショップ店員で、勤続8年。毎月の手取りが16万ほどで、ボーナスなどを合わせると、年収は250万ほどといったところでしょうか。でもって、出した融資希望額は85万円。若干年収の3分の1を上回りますが、十分セーフティー圏内だろうと思われます。

使用している銀行のキャッシュカードがカードローン機能付きのカードで、実際、数年前に中古の軽自動車を購入する際、限度額一杯まで借りいれしたとの事ですが、すでに完済されています。今はクレジットカードの支払いが月々4万円程度。とは言え、これは携帯電話の利用料金が含まれているので、それほど高額とは言えません。

実を言うと、去年の夏に一度、延滞した事があるそうですが、その後に振り込んで以降はずっと口座引き落としが出来ているという事で、この点も問題ないでしょう。こうしたちょっとした金融事故の情報は、半年から1年でクリアされます。

それに、消費者金融や銀行系カードローンを過去に一度も利用した事がない。さらに、クレジットカードも持っていないとなると、個人信用情報機関に情報がなく、逆に審査落ちの要因となる事があります。そう、信用情報に問題があるのは問題ですが、個人信用情報そのものが全くないのも問題なのです。

という事で、彼女の場合にデンタルローンの審査に落ちたらと心配するのは、どうやら取り越し苦労のようです。

デンタルローンの審査に落ちたら、まずは信用情報をチェック


今回、デンタルローンに申込みした友人の彼女が審査に通る可能性は高いものと思われます。しかしながら、100%大丈夫とは言い切れません。そこで、もし落ちたらどうしたらいいのかという事です。

よく、あっちが駄目でもこっちがあるさという感じで、信販会社のローン審査に落ちたら銀行、逆に、銀行の審査で落ちたら信販会社というように、別の金融会社や金融機関に改めて申込する人がいますが、これは益々事態を悪化させる事でしょう。複数の金融機関や金融会社に立て続けに申し込むというのは、ローン会社勤務の人たちが口をそろえて言う最もやってはいけない事です。

確かに、金融会社や金融機関によって、審査基準や審査ポイントには微妙な差があります。そのため、A社はアウトでも、B社はセーフという可能性が全くない訳ではありません。けれど、たとえ合格基準を満たしていても、直前に他社の似たような商品を申し込んでいるというだけで心証が一気に悪くなり、逆に通るものも通らなくなってしまうのです。

また、審査落ちするにはそれなりの理由がある訳で、A社が駄目ならB社も駄目という確率の方がはるかに高いものと思われます。そこで、まずは審査落ちの要因をしっかり分析する事が必要となるのです。

たとえば、友人の彼女の場合だと、昨年の夏にクレジットカードの支払いを延滞した事が引っかかります。前述のように、こうした小さな事故情報は一定期間が過ぎるとクリアされますが、その一定期間は実を言うと、カード会社や信販会社によってバラバラ。早いところなら半年くらいで消滅しますが、遅いところになると1年以上残る事もあるのです。

もしそれが原因だとすると、現時点ではどこのデンタルローンに申し込んでも、審査落ちする可能性があります。ここは一つ、情報が抹消されるまで待つ事が大事です。

ちなみに、個人信用情報から事故歴が消えたかどうかは、信用情報機関に情報開示の申込みをすれば、すぐに分かります。情報の開示申込みは、電話でもインターネットでも、もちろん窓口でも、誰でも自由に出来ますので、気になる方は申込み前に調べられるといいでしょう。

ただ、個人信用情報センターに個人信用情報がなければ調べようがありません。これは本人がそうなのですから、金融機関や金融会社にしてみればお手上げ状態です。そこで、残念ながら不合格と判断する訳ですが、信用情報さえ作れれば審査に通る可能性が出て来ます。

個人信用情報の作り方としてはいくつかありますが、最もおすすめは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を分割払いで購入する事でしょうか。これなら、頭金はいるかも知れませんが、多くの場合、金利なしのお得なサービスです。

また、現在利用している携帯キャリア発行のクレジットカードを作るというのも一つの手。実際問題として、クレカの審査にもこの信用情報が使われるため、センターに情報がないのは間違いなく不利です。

ですが、普段から利用している形態キャリアなら、その支払い実績が残っていますから、情報機関に情報がなくても心配ご無用。後は作ったカードで携帯代を支払えば、自然と信用情報は作れます。

この先の2つは、金利が付帯する可能性の極めて低い方法です。それに対し、銀行や消費者金融のローンカードは100%金利が付帯します。ですので、仮にカードローン機能付きのキャッシュカードを持っていて、未だ未使用という場合でも、あえて上記どちらかを利用するのがおすすめです。

デンタルローンの審査に落ちたら他の支払い方法を考えましょう


過去に、自己破産などで信用情報に重大な問題がある事は百も承知している。でも、どうしても歯の矯正がしたい。だから、あえてデンタルローンにチャレンジしたという方もいらっしゃる事でしょう。こうなると、もし落ちたらと言うより、落ちる事を前提に審査結果を待つ訳で、その間に代替策を考える必要があります。

しかし、こうしたケースでは、もはや自分一人で悩んでいても解決策は見付かりません。まずは家族や歯科医に相談する事です。最も手っ取り早いのは、親や配偶者など、安定した収入と信用情報のある人に代理契約してもらう方法。信販会社やローン会社はもちろん、銀行でも多くのところが認めていて、特に未成年や学生、主婦や年金受給者の場合はそうするように指示されるくらいです。

後は直接歯科に支払う方法ですね。実は、矯正歯科の多くは、歯科医院独自の分割払い制度「院内分割」というのを設定しています。実際問題として、多額の矯正費用を一括で支払える患者さんは僅か。また、信用情報に問題がなくても、元々ローンを組む事の出来ない学生や主婦も大勢います。そういう人たちの出す毎月少しずつならと言う要望に応えられなければ矯正治療は出来ません。

とは言え、歯科医院にとってリスクの大きい方法ですから、出来れば確実にお金の入るデンタルローンを利用して欲しいというのが本音。そのため、取り敢えずまずはそちらをおすすめするという訳です。ですが、それが駄目となるとしかたがないという事で、ならば、分割払いでいいですよと言う事になります。

支払い方法としては、窓口で直接払うか、歯科医院の口座に振り込むか。金額は、来院ごとに生産する最もシンプルな形と、最初に総額を計算し、それを指定の回数に分割したものを毎月支払う形とがあり、後者はデンタルローンに近いと言えます。

ただし、全体的に返済期間が短く、出来れば治療開始から治療終了までに払い終えて欲しいというのが医院の言い分です。そのため、月々の支払い金額が大きくなります。たとえば、100万円を5年、60回払いで支払う場合は月々1万7,000円ほどですが、これが2年、24回払いになると4万円を超えるのです。

とは言え、院内分割の場合、金利は殆ど付きません。それに対し、某信販会社のデンタルローンだと、100万円を実質年率4.5%の60回払いで契約した場合、金利だけで11万8,545円。すなわち、総額111万8,545円となり、1割以上も沢山支払わなければなりません。

それを考えると、可能なのであれば、院内分割を利用する方が断然お得。しかも、最近は治療後も支払いを続けられる医院が増えつつあります。中には10年間かけてゆっくり払ってくれればいいよという寛大な歯科医院もありますので、そういうところで治療してもらうのも一つの手でしょう。