オリコのデンタルローンを利用して歯の治療をするメリット・デメリット
オリコの『デンタルローン』は、歯科治療費専用のローン商品です。これを利用すれば、1本30万だの、50万だのと言われるインプラントも、セラミックを使った快適な歯列矯正も安心して受けられます。
因みに、歯科矯正は時に100万円を超える事もあると言われていますが、それでも、オリコのように返済期間が最長5年というようなデンタルローンなら無理なく支払いする事が出来るでしょう。毎月2万円ずつくらい、気長に分割で払って行けばいいのです。にも拘わらず、表向きは歯科での治療費を一括で支払いした事になりますから、医療費控除が受けられ、所得税や住民税が安くなるというメリットもあります。
確かに、ローンを組むという事は、多額の借金を背負う事になり、リスクも小さくありません。迷うところです。特に今のご時世、1年後・3年後のビジョンすら思い浮かばない状況で、5年後に自分がどうなっているのか? 見当も付かない人は少なくないでしょう。でも、だからこそ、思い切って自分の美や健康を手に入れるのも悪くないのではないでしょうか?
ただし、医療費控除を受けるのであれば、美容整形の一環として歯列矯正を取り扱っているクリニックでの矯正はNG。あくまでも歯科医院や総合病院で矯正歯科治療を受ける事がお約束です。実際、医療ローンの一種としてデンタルローンを出している信販会社やローン会社の中には、審美治療での利用は出来ないとか、使えてもホワイトニングだけは駄目としているところもあります。
ですが、今はたとえ審美歯科の観点で矯正治療を受けたとしても、それが虫歯や歯周病のリスクを軽減し、健康維持や増進に一役買ってくれるのです。これは贅沢な美容整形ではなく、立派な医療。その点でも、堂々とデンタルローンを使ってトライされる事をおすすめします。
という事で、今回はオリコこと、「オリエントコーポレーション」の出すデンタルローン『デンタル安心サポート』のご紹介です。金利や限度額、返済期間といった商品の内容も気になるところですが、それ以上に気になるのが、審査の難易度。また、申込者の基準も知りたいところです。
特に、パートやアルバイトのような非正規雇用で働いている人、あるいは、主婦や学生の場合、申し込み出来るのかどうかすら分からず、不安だろうと思われます。そこで、その点を調べてみました。ですが、その前に、まずはオリコがどんな会社で、デンタル安心サポートというのがどのようなローン商品なのかをチェックしてみる事にしましょう。
オリコの歯の治療費専用『デンタルローン』のご紹介
“オリコ”の相性で親しまれている「オリエントコーポレーション」は、国内大手の金融会社。「オリコカード」というクレジットカードが有名ですが、1951年の創業以来、半世紀以上にわたって常に主業務としているのがオートローンやリフォームローン、ウエディングローンや教育ローンといったショッピングローンやクレジットです。
そして、歯科治療に特化した「デンタルあんしんサポート」は、そんな伝統あるクレジット会社が誇るショッピングクレジットの一つ。インプラント治療や矯正治療などの保険外治療費を対象に、実質年率6.0%から13.2%で500万円まで貸し付けする商品です。ホワイトニングはNGですが、歯列矯正なら、審美歯科でも利用出来ます。
原則、保証人も担保も不要。残念ながら、金利と融資の金額は審査によって決まり、全ての人が年利6.0%で500万円の借入が出来る訳でもなければ、時に連帯保証人を求められる事もあります。しかしながら、審査基準の対象範囲が広く、多くの人に門戸を開いているのが最大の特徴だと言っていいでしょう。
まず、銀行や信販会社の出すローン商品、あるいは、消費者金融の出すカードローンは満20歳以上の成人である事を最低条件としているところが圧倒的多数ですが、オリコは違います。社会人として就労し、ある程度の収入を得ていれば、満18歳以上から申込み出来るのです。
さらに、パートやアルバイト、契約社員といった非正規雇用は勿論、年金受給者でも申し込み可能。おまけに、年齢の上限も、満65歳から70歳未満の範囲で設定しているところが多い中、オリコは満80歳未満と、間違いなく若者にも、高齢者にも強い味方になってくれるローンです。また、専業主婦や学生でも、連帯保証人を立てる事で利用可能になる事はしばしば。親が子どものために、あるいは、子どもが親のために契約する事も出来ます。
ただし、どこの歯医者さんでも利用出来るというものではありません。予めオリコと提携している加盟医院でのみ利用可能な商品。しかも、借りたお金が直接手元に入るのではなく、医療機関の口座にダイレクトに支払われる立替払い方式です。その一方で、返済は指定した口座からの自動引き落としとなります。
ちなみに、支払回数は最高60回。年に2回、好きな月にボーナス払いを組み込む事も出来ます。審査の難易度や治療を受ける歯医者が限定される事など、気になる点もいくつかありますが、トータル的に見て、優良なデンタルローンの一つと言えるでしょう。
商品名:デンタルあんしんサポート
発売元:オリエントコーポレーション
対象者:満18歳以上・満80歳未満の安定且つ継続した収入のある人
融資額:10万円~500万円
実質年率:6.0%~13.2%
支払回数:6回~60回
オリコのデンタルローンの審査のポイント
『デンタルローン』というのは、インプラントや矯正など、保険の対象外となる歯の治療費を賄うための貸付。複数の信販会社やローン会社、クレジット会社、そして、銀行や信用金庫などの金融機関も出しています。
ただし、呼称は様々で、ストレートにデンタルローンと命名しているところもあれば、デンタルクレジットと呼んでいるところもあります。さらに、表だってデンタルローンという名のローン商品はなく、目的型ローンや目的別ローンの一つとして取り扱っているところもありますが、いずれも基本的な内容や条件に大差はないと思っていいでしょう。
まず、審査のポイントは2つ、収入と信用情報です。そして、それに伴う絶対条件として、安定且つ継続した収入がある事。多額の負債を抱えていない事。過去に金融トラブルを起こし、その情報が個人情報信用機関に登録されていない事。この3つを満たしている事が必須となります。
加えて、デンタルローンは自由診療となる歯科治療費に使う事を前提に申込みするもので、その用途の必要性と確実性も重要なポイントです。通常、銀行系も含め、カードローンに代表される使途自由なフリーローンについては、それこそ、借りたお金をどこで何に使おうがカラスの勝手。銀行や消費者金融などの融資元も、それを承知で貸す訳ですから、いちいち追求しません。取り敢えず貸したお金さえ無事に返って来ればOKという事で、収入や就業状況から返済能力があるかないかだけを重要視します。
それに対し、デンタルローンのような目的ローンは、本当にこれだけの金額が必要なのかどうか? さらに、間違いなく貸したお金が歯医者に支払われるのかどうかも重視します。加えて、信販系のショッピングローンやクレジットは、利用先が各社の加盟店である事が条件。速い話、同じクレジットカードでも使えるお店と使えないお店があるのと同じで、オリコのデンタルローンも使える歯科と使えない歯科があります。指定の医療機関で治療を受ける人だけが使えるローンです。
その代わりに、それで歯科矯正や審美歯科を利用し、心身の健康を得られるのなら応援しようじゃありませんかというスタンス。フリーローンに比べ、金利や限度額、返済期間などで優遇するのが一般的です。
ですが、その一方で、審査が厳しいとか、パートやアルバイトでは申込み出来ないなどという噂があります。確かにお金を借りる以上、それなりのリスクがあって、誰でもが利用出来るものではないという事を把握しておく事は大切です。とは言え、単純に非正規雇用だからというだけの理由で審査に通らないという事はないと見ていいでしょう。
実際、オリコのデンタルローンを使ってインプラント治療や矯正治療を受けたと言うフリーターも大勢います。その反面、大企業に勤めるサラリーマンやOLでも審査落ちし、利用出来なかった人は少なくなく、その運命の分かれ道となるポイントを押さえる事がポイントになるものと思われます。
オリコのデンタルローンに審査落ちする可能性って分かるの?
オリコのデンタルローンに申込みする際、審査に通るかどうかが最大の問題です。実際、ダメ元で申し込んだのに通ったと言う人もいれば、自分は大丈夫だと思っていたのに落ちたと言う人もいます。
いずれにせよ、その理由は絶対に教えてもらえません。いくら聞いてもノーコメントの一点張りです。しかしながら、審査落ちの理由はある程度推測する事が出来ます。さらに、端から審査に通る可能性を探る事も全く不可能ではありません。
前述の通り、こうしたローン審査の共通となるポイントは2つ、収入面と信用面です。収入については年収をチェックし、融資希望額の3倍以上あるかないか? その収入減が安定したものかどうか?をチェックします。そのため、年収250万の人が100万円のデンタルローンに申し込んだ場合、その希望額が大きすぎたために落ちた可能性が考えられるのです。
さらに、既存の借金があれば、益々状況は厳しくなります。もし、すでに消費者金融や銀行ローンなどを利用している場合、その残高も合算した上で、年収の3分の1を超えないように対処しなければなりません。なぜなら、日本には総量規制という法律が存在するからです。
専門家の中には、銀行での借入や医療ローンの一種であるデンタルローンは総量規制の対象外なので、この点は気にする必要なしとおっしゃる方もおられます。確かに、それはその通りなのですが、だったら、無視していいのかと言うと、そうも行かないでしょうという話になるでしょう。やはり申込者を借金苦に追い込む訳には行きませんから、そこは勇気と良心を持って対応する必要があります。
結果、収入が少なかったり、既存の借金残高があるのにも拘わらず、高額の融資申込みをすると、審査に落ちるという訳です。ですので、この点で不安がある場合には、必要最低限の費用に収まるような治療を歯科医と相談し、極力融資希望額を下げて申込みされる事をおすすめします。
次に、もう一つのポイントとなる信用審査ですが、こちらは個人信用情報機関に保存されている情報を元に検討されます。そこで、銀行や消費者金融のカードローンは勿論、未だ嘗て一度もクレジットカードを作った事がない、車や電化製品などをローンを組んで買った事がないという人は一大事。ベースとなるデータが見当たらないために審査のしようがなく、泣く泣く落とさざるを得ない事になります。事実、このようなホワイトと呼ばれる真っ白な人は、ブラックと呼ばれる真っ黒な人と同じくらい、信用審査では不利になるのです。
ただし、携帯電話を分割払いで購入している人は大丈夫。それも立派なローンなので、その実績が登録されています。また、たとえ使っていなくても、自分名義のクレジットカードを持っていればOK。そのカードがオリコカードだったり、マツキヨカードのようなオリコの提携カードなら申し分なしです。たとえ他社カードでも、必要最低限の個人情報は抽出出来、審査は進められます。
されど、不安な方は、オリコが加盟する「株式会社CIC」という個人信用情報機関に情報開示を申請し、自分で自分の信用情報を確認されるといいでしょう。個人情報の開示手続きはパソコンやスマホから簡単に出来ます。その上で、問題なしと分かれば申し込む。そうすれば、審査に対する恐怖や不安は随分軽減するものと思われます。
オリコのデンタルローンの申し込みから契約まで
それでは、ここでオリコのデンタルローンの申し込みから契約成立までの流れを見て行きましょう。オリコの『デンタルあんしんサポート』は、Webデンタルクレジットと呼ばれる商品で、全ての手続きがネットやLINEアプリで完了します。パソコンやスマートフォンから365日24時間受け付け。完全来店不要で完全ペーパーレス、最短3分のスピード審査が売りのデンタルローンです。
ただ、契約手続きを進めるにはまず、加盟の歯科医院で診察してもらい、見積書と一緒にもらうパンフレットが必須。そこに書かれているクリニック番号とお申込コードを専用ページに入力し、新規登録しなければなりません。つまり、オリコと提携していない医療機関での利用は出来ないのです。
その後、デンタルローンの商品詳細が表示され、支払い回数やボーナス払いを入れるか入れないかなどを選択する画面が開きます。一読し、選択するところを選択したら、最後にショッピングクレジット契約約款・個人情報の取扱いに関する条項を確認。同意し、チェックを入れて進むと、住所・氏名・連絡先の電話番号などを入れる情報入力画面が出て来る仕掛けです。
必要事項を全て入力したら、最終確認画面で確認し、“申込みをします”ボタンをクリック。受け付け番号の表示された申込完了画面が開き、一旦手続きは終了です。入力した情報をもとに審査が行われ、必要に応じて本人確認の電話や会社への在籍確認の電話が入ります。ただし、オリコの場合は必ずしも電話連絡がある訳ではなく、審査の状況で掛かって来る事もあれば、掛かって来ない事もあります。連絡がないからと言って、審査に落ちたと決め付ける事は出来ません。
最終的な回答はメールで送られて来る事になっていて、もし審査に通過していれば、そのメール本文にあるURLから契約内容を確認出来ます。それを読んで納得すれば、“同意”ボタンをクリック。無事、契約成立です。
オリコのWebクレジットでは、契約情報のやり取りを郵送で行う事はありません。手続き完了後、口座引き落としの依頼書が送られて来るのみです。そのため、最短3分という消費者金融並みのスピード審査。営業時間内に申込手続きをした場合、かなりの高確率で当日中に回答が出るでしょう。そして、その結果は歯科医院にも通知されます。
という事で、こうした手続きの流れを見ても、現代人にはピッタリ。気軽に利用出来るのではないかと思われます。おすすめのデンタルローンです。